...このたびの異変に就いては一向になんともお感じになつて居られない御様子でございました...
太宰治 「右大臣実朝」
...この世に生きて居られない...
太宰治 「新釈諸国噺」
...とても永くは居られない家なのだから...
太宰治 「男女同権」
...飲まずには居られないんだ...
太宰治 「津軽」
...憐愍の情を起さずには居られないと云う議論なんだ...
谷崎潤一郎 「金色の死」
...夏は何うせ東京には居られないのだから...
近松秋江 「別れたる妻に送る手紙」
...金を持つちや居られないものらしい...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...何(ど)うしても姐御に逢わずに居られないから...
野村胡堂 「裸身の女仙」
...裸身(はだか)では居られないので...
長谷川時雨 「きもの」
...流石(さすが)の乱暴書生も是(こ)れには辟易(へきえき)して迚(とて)も居られない...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...読まずには居られない...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...そこには生もなく死もなく永遠に光つてゐる数多(あまた)の光源だけが存在してゐる空とかと名付けられた所は……とまで思ふとじつとして居られない程怖ろしくて堪まらなくなります...
牧野信一 「青白き公園」
...どうしても斯んなに仰山な格好をせずには居られないので...
牧野信一 「秋晴れの日」
...」滝本は傍に居られないで...
牧野信一 「南風譜」
...おもしろいといふだけのものばかりに惑はされては居られないのだ...
牧野信一 「浪曼的月評」
...これでユツクリ遊んでも居られないや...
三好十郎 「疵だらけのお秋(四幕)」
...其度(そのたび)に気が附いて自分は次第に発狂するのでは無いかと思ふと怖(おそ)ろしさに身を慄(ふる)はさずには居られない...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...持たずに居られない本能を驅られる...
吉川英治 「折々の記」
便利!手書き漢字入力検索