...今夜でやっと尽きるかと思えば...
芥川龍之介 「袈裟と盛遠」
...とうとう力の尽きる時が来た...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...将軍家の御運もここ一両年のうちに尽きるのであるまいかといふ悲しい予感にさへ襲はれ...
太宰治 「右大臣実朝」
...運動学的な説明であるならば之で尽きるであろう...
戸坂潤 「エマヌエル・カント『自然哲学原理』解説」
...高い土手が尽きると...
永井荷風 「監獄署の裏」
...その不幸なる犠牲がいつになっても尽きるということなく...
中里介山 「大菩薩峠」
...どこで尽きるのだ...
中里介山 「大菩薩峠」
...春はここに尽きる...
夏目漱石 「虞美人草」
...代助は自分の頭が焼け尽きる迄電車に乗つて行かうと決心した...
夏目漱石 「それから」
...今年ももう尽きる間際(まぎわ)まで来た...
夏目漱石 「門」
...息の根絶えよと許りスティックの粉々に折れ尽きる迄殴り続けたので有ります...
西尾正 「陳情書」
...秘められたる財宝に対する人間の執着は尽きる時なく...
野村胡堂 「古城の真昼」
...幸い木立の尽きるところから...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...文観、何とじゃ」「いや」と、質問の語気を交わして「文観のお答えは、以上で尽きる...
吉川英治 「私本太平記」
...ことばにも尽きる...
吉川英治 「新書太閤記」
...忍び男を待つ女性(にょしょう)が尽きるはずはございません」「堕落(だらく)僧が...
吉川英治 「親鸞」
...――要するに水戸も腐(す)えた時代の外ではあり得ないというに尽きる...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...それはただ懺悔(ざんげ)の二字に尽きるものであった...
吉川英治 「宮本武蔵」
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