...文章の力の尽きるのは何百年位かかるものであらう?...
芥川龍之介 「文章と言葉と」
...神戸で見た活動写真の記憶は以上で尽きる...
伊丹万作 「私の活動写真傍観史」
...廊下の尽きる所に...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...路の尽きる個所である...
太宰治 「津軽」
...その廊下の尽きるところ...
太宰治 「デカダン抗議」
...……この二語にあなたは尽きるんですな...
ツルゲーネフ 神西清訳 「はつ恋」
...世界の尽きる時が来ても...
寺田寅彦 「枯菊の影」
...我ながら愛想の尽きるほど心外千万だ...
中里介山 「大菩薩峠」
...どこで尽きるのだ...
中里介山 「大菩薩峠」
...若し怨恨を結ぶ時にはそのあだというものは幾世かけて尽きるということのないものだ...
中里介山 「法然行伝」
...小春(こはる)の尽きるに間(ま)のない或(あ)る晩の事であった...
夏目漱石 「こころ」
...銀杏が向こうの方で尽きるあたりから...
夏目漱石 「三四郎」
...いくら速力を増しても尽きる期がなかった...
夏目漱石 「道草」
...生命(いのち)の灯(ともし)が次第に燃え尽きるのがわかると...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...それを一筋に最後まで押し進めていつたことに尽きる...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...その種が尽きると...
牧野信一 「鏡地獄」
...それもまた尽きるところを知らないのである...
吉井勇 「青春回顧」
...の三つに尽きると聞く...
吉川英治 「新書太閤記」
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