...単于(ぜんう)がまず朝日を拝したのちでなければ事を発しないのであろう...
中島敦 「李陵」
...彼が単身敵陣を窺(うかが)ってあわよくば単于と刺違える所存に違いないことを察した...
中島敦 「李陵」
...三乱軍の中に気を失った李陵(りりょう)が獣脂(じゅうし)を灯(とも)し獣糞(じゅうふん)を焚(た)いた単于(ぜんう)の帳房(ちょうぼう)の中で目を覚ましたとき...
中島敦 「李陵」
...単于(ぜんう)直轄地(ちょっかつち)のほかは左賢王(さけんおう)右賢王左谷蠡王(さろくりおう)右谷蠡王以下の諸王侯の領地に分けられており...
中島敦 「李陵」
...隙(すき)があったら単于の首でも...
中島敦 「李陵」
...単于を討果たしたとしても...
中島敦 「李陵」
...常に且侯(そていこう)単于(ぜんう)の帷幄(いあく)に参じてすべての画策に与(あず)かっていた...
中島敦 「李陵」
...一度単于は李陵を呼んで軍略上の示教を乞(こ)うたことがある...
中島敦 「李陵」
...とにかくこの単于は男だと李陵は感じた...
中島敦 「李陵」
...もう少し早くかねての計画――単于(ぜんう)の首でも持って胡地(こち)を脱するという――を実行すればよかったという悔いを除いては...
中島敦 「李陵」
...現に半年前の軍にも、単于に従って、(問題の公孫敖(こうそんごう)の軍とではないが)漢軍と戦っている...
中島敦 「李陵」
...単于はこの変化を見て大いに喜んだ...
中島敦 「李陵」
...かつて先代の且侯(そていこう)単于(ぜんう)の言った言葉を李陵(りりょう)は憶(おぼ)えている...
中島敦 「李陵」
...漢の人間が二言めには、己(おの)が国を礼儀の国といい、匈奴(きょうど)の行ないをもって禽獣(きんじゅう)に近いと看做(みな)すことを難じて、単于は言った...
中島敦 「李陵」
...且侯(そていこう)単于はすっかり彼に惚(ほ)れ込んだ...
中島敦 「李陵」
...単于に(あるいはそれによって象徴される運命に)負けることになる...
中島敦 「李陵」
...その子壺衍(こえんてい)単于の代となっていたが...
中島敦 「李陵」
...呼韓邪(こかんや)単于(ぜんう)に対抗してついに失敗した旨が記されている...
中島敦 「李陵」
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