...雀を籠(かご)に入れておいたりすることは仏様のお喜びにならないことだと私はいつも言っているのに」と尼君は言って...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...夕方見た尼君の涙を源氏は思い合わせた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...こんな問題はどうお返事すればいいことかと尼君は当惑していた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...源氏はその中が尼君の部屋であることに気がついた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...まして尼君の歎きは並み並みのことでなかった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...明石の使いが入道の手紙をもたらしたことを尼君が報らせて来たため...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...なるべくは尼君を生きさせておいてみせたいと仰せになりますよ...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...「今度の参詣に尼君を優遇して同伴しよう...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...尼君たちがこちらへ移って来る用意に召使の男女がいろいろの物を運び込む騒ぎの済んだあとで...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...すぐ御覧なさい」兄の言葉を聞いて尼君は急いでそのほうへ行った...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...お噂(うわさ)を聞いて思うことが多うございます」などと言うのは尼君であった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...おりから俄雨(にわかあめ)の降り出したのにも出かけるのをとめられて尼君となおもしみじみとした話をかわしていた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...さっきから大尼君らしいと中将は察して聞いていたのであるが...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...そんなふうにあなた様からもおとりなしをくださいまし」と大尼君に言うと...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...尼君がこれまで髪を自身以外の者に梳(す)くことをさせなかったことを思うと...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...仏様にもお祈りをしたことだったのですよ」と泣きまろんで悲しみに堪えぬふうの尼君を見ても...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...亡くなりましたあとのこともそう承って安心されます」と言って尼君は泣くのであった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...「私がお使いに選ばれて来ましたことに対しても何かひと言だけは言ってくださいませんか」「ほんとうに」と言い、それを伝えたが、姫君はものも言われないふうであるのに、尼君は失望して、「ただこんなようにたよりないふうでおいでになったと御報告をなさるほかはありますまい...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??