...そいつの尻馬に乗ってマドロス達は...
大阪圭吉 「動かぬ鯨群」
...支那を植民地のごとくに見とる列強の尻馬に乗って...
高見順 「いやな感じ」
...秀子が尻馬に乗ってきて健のうしろにまわった...
壺井栄 「大根の葉」
...「世論」の尻馬に乗って国体明徴の提案を党是として朗読演説をやったのは政友会総裁鈴木喜三郎氏であった...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...新聞の一種の煽動的報道の尻馬に乗って...
戸坂潤 「社会時評」
...他の多くの者の尻馬に乗って...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...一八二一―六二年)の尻馬に乗って...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...何故かって……」ポワレは尻馬に乗って言った...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...秀陳の尻馬に乗って思わず閑筆を弄してしまったが...
久生十蘭 「魔都」
...生駒なども生意気に尻馬に乗ってるらしいとのこと...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...それに少しばかりお調子もんの貧乏人のせがれが尻馬に乗ってるくらいのことよ...
三好十郎 「斬られの仙太」
...それに少しばかりお調子もんの貧乏人のせがれが尻馬に乗ってるくらいのことよ...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...此の戦法の尻馬に乗って拍車を掛ける判事様が東京区裁判所に出現した...
山下博章 「「プラーゲ旋風」の話」
...借馬だけに我々も尻馬に乗って出かけたのが神田御成道(おなりみち)...
山本笑月 「明治世相百話」
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