...贋物が恐いと尻込みする人は...
會津八一 「支那の明器」
...尻込みするような自分ではないと云う...
芥川龍之介 「西郷隆盛」
...どうかすると尻込みをしたさうだ...
薄田泣菫 「茶話」
...自分が殺人犯人だと告白するのはだれでも尻込みしたくなる……殺人犯人は自分の傑作をばかばかしいほど謙遜する……そいつが厄介の元です...
G・K・チェスタートン G. K. Chesterton 村崎敏郎訳 「手早い奴」
...それで尻込みをしたがると...
中里介山 「大菩薩峠」
...――あの辺は二合半坂(こなからざか)の市蔵親分が睨(にら)んでいるからあっしが出しゃ張っちゃ面白くないだろうと思うが」銭形平次はすっかり尻込みしてしまいました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...どんなことになるか解らない――」ガラツ八は日頃にもない尻込みをするのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...どんなことになるか解らない――」ガラッ八は日頃にもない尻込みをするのです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...何處でお濕(しめ)りにありついたんだ」平次は眼顏でその邊を片付けさせて、それでも機嫌よく迎へると、「相濟みません、飛んだ勸め上手な女につかまつて、尻込みしながら、到頭盛りつぶされてしまひました」他愛、他愛、――八五郎は泳ぐやうな手つきで、ドカリと尻餅をつくのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...そして尻込みしてる! でも...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...彼は私を尻込みさせたくらいよ...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...尻込みばかりしている...
久生十蘭 「ひどい煙」
...尻込みするのを左右から鞭撻して...
久生十蘭 「無月物語」
...なぜ尻込みするのですか...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「道化玉座」
...実際皆尻込み(ドロウ・バック)して...
牧逸馬 「双面獣」
...近処の男達もみな尻込みして...
牧逸馬 「ロウモン街の自殺ホテル」
...(ルクレティウス)(c)何だってお前たちは尻込みするのか...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...尻込みする気かよ...
吉川英治 「新・水滸伝」
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