...王 (尻ごみをしながら)いや...
芥川龍之介 「三つの宝」
...必死な尻ごみをしてゐるのだ...
有島武郎 「運命と人」
...正太ももちろん尻ごみをするような弱虫ではなかった...
海野十三 「人造人間エフ氏」
...それでもなお尻ごみしている者に対しては閑馬の有志が...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...今となつてどんなに尻ごみするものか...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...房一は同じやうに何か尻ごみするやうな当惑に近い表情を浮かべ...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...幾はますます尻ごみしてゐると...
田畑修一郎 「鳥羽家の子供」
...顔見合はせて尻ごみした...
外村繁 「将棋の話」
...尻ごみして船長を困らせる...
中村地平 「南方郵信」
...――私ではお燗番(かんばん)の足しにもなりませんよ」平次は尻ごみしました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...それはお断り申上げた方が宜しいようで――」平次が尻ごみしたのも無理はありません...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...出たといふよりは尻ごみするのを...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「こいつはひどい」八五郎が思はず尻ごみしたのも無理はありません...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...思わず尻ごみをしたのです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...掛り合ひを恐れてたゞ尻ごみをするばかり...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...段々尻ごみをして退り...
三好十郎 「おスミの持参金」
...とんでもない事で」馬春堂は一も二もなく尻ごみして...
吉川英治 「江戸三国志」
...優しく仕向ければ猶(なお)おどおど尻ごみするといった風である...
吉川英治 「新書太閤記」
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