...王 (尻ごみをしながら)いや...
芥川龍之介 「三つの宝」
...尻ごみはしないのですが...
海野十三 「地底戦車の怪人」
...」と蒲原が尻ごみするのを叱りつけて無理無理舞臺に追ひあげてしまつた...
小穴隆一 「二つの繪」
...しかし鯰は生れつきひどい臆病ものですから、松明のあかりを見たら、尻ごみこそすれ、水の上に浮き上つて来る筈はないんですがね...
薄田泣菫 「雨の日に香を燻く」
...今となつてどんなに尻ごみするものか...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...三人とも尻ごみするのを...
野村胡堂 「胡堂百話」
...――私ではお燗番(かんばん)の足しにもなりませんよ」平次は尻ごみしました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...平次は紙袋を冠(かぶ)った猫の子のように尻ごみをしております...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...出たといふよりは尻ごみするのを...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...ガラッ八はおどけた手付きで尻ごみしました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...立ち入り兼ねますが――」平次はツイ尻ごみするのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...どんな心持だ」「全くぞつといたします」「もう一度やり直す氣はないのか」「飛んでもない親分」音次郎は尻ごみするのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...永田ヨネはびっくりして尻ごみしたが...
火野葦平 「花と龍」
...尻ごみしなかった...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「幽霊島」
...でも本当に安全かなあ」もう尻ごみなんかしておれない...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「幽霊島」
...(尻ごみをする)いいですよ...
三好十郎 「好日」
...折から停車場に尻ごみして...
三好達治 「霾」
...城太郎が尻ごみしてしまう...
吉川英治 「宮本武蔵」
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