...子尹(しゐん)すると「とても」は三河の国から江戸へ移住する間(あひだ)に二百年余りかかつた訳である...
芥川龍之介 「澄江堂雑記」
...県尹(けんいん)が新たに任について...
田中貢太郎 「義猴記」
...京兆尹は獄卒に命じて杖で敲(たた)いて殺さした...
田中貢太郎 「続黄梁」
...太史令尹咸が數術を...
内藤湖南 「支那目録學」
...令尹の子反が夏姫を娶(めと)ろうとした...
中島敦 「妖氛録」
...及び寒岩義尹などである...
原勝郎 「鎌倉時代の布教と當時の交通」
...今村鞆君元山府尹(げんざんふいん)たり...
南方熊楠 「十二支考」
...陸逞京兆尹(けいちょうのいん)たりし時都界の豕数子を生み...
南方熊楠 「十二支考」
...昼は思いがけなく府尹(ふいん)である未知の増田道義氏から饗応(きょうおう)を受けた...
柳宗悦 「全羅紀行」
...汝ら諸民の上に立つ武将たり市尹(しいん)たりしながら...
吉川英治 「三国志」
...彼の知る尹賞(いんしょう)と梁緒(りょうしょ)へ宛てたものである...
吉川英治 「三国志」
...なぜ伊尹(いいん)...
吉川英治 「三国志」
...それは小さい尹部徳利(いんべとくり)に詰めてかたく栓(せん)をほどこし...
吉川英治 「新書太閤記」
...州尹は、一瞥(べつ)して、「武松は、牢城の獄へ廻せ...
吉川英治 「新・水滸伝」
...垂涎(すいせん)措(お)かなかったといわれる――土佐光吉(とさみつよし)の歌仙図に近衛信尹(このえのぶただ)の讃(さん)のある――紙数にすればわずか十二...
吉川英治 「夏虫行燈」
...近衛信尹公(このえのぶただこう)――あの三藐院風(さんみゃくいんふう)と世間でいうところの書風の創始者か――この光悦といわれるほどなのである...
吉川英治 「宮本武蔵」
...近衛信尹(のぶただ)はその薄あばたを...
吉川英治 「宮本武蔵」
...雅談や酒の量なら信尹もおくれを取っていまいが...
吉川英治 「宮本武蔵」
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