...周の哲学者、姓は尹、名は喜、関の守吏であったので、関尹子と称せられた...
岡倉覚三 村岡博訳 「茶の本」
...尹翁の許へいって礼をいった...
蒲松齢 田中貢太郎訳 「庚娘」
...尹翁と古い知合であった...
蒲松齢 田中貢太郎訳 「庚娘」
...ちょうど西の方に向けて出発することになって尹の所へ寄った...
蒲松齢 田中貢太郎訳 「庚娘」
...韓大尹は捕卒をやって白娘子を捉えさした...
田中貢太郎 「蛇性の婬」
...府尹の傍には周将仕がきてその将来(なりゆき)を見ていた...
田中貢太郎 「雷峯塔物語」
...大久保甲東(おおくぼこうとう)に見込まれて久しく各地に令尹(れいいん)を務め...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...即ち成帝の時、書籍を集め、校正を命ぜられると、向は經傳(六藝)・諸子・詩賦を受け持ち、任宏は兵書、尹咸は數術、李柱國は方技を受け持つたとあつて、大體の方針は、向の着手の時に定められたのであるから、この部類分けは向に始まることは明かである...
内藤湖南 「支那目録學」
...令尹の子反が夏姫を娶(めと)ろうとした...
中島敦 「妖氛録」
...今村鞆君元山府尹(げんざんふいん)たり...
南方熊楠 「十二支考」
...彼の妻は彼の死後貞節を以て市尹(しゐん)より褒称(はうしよう)せられし程の人なり...
山路愛山 「頼襄を論ず」
...烏丸光廣、近衞信尹、本阿彌光悦と天下の三筆といはれる光悦が、茶碗を燒けば例の光悦茶碗といふやうな名碗を燒く...
吉川英治 「折々の記」
...尹礼(いんれい)などという輩(やから)に...
吉川英治 「三国志」
...汝ら諸民の上に立つ武将たり市尹(しいん)たりしながら...
吉川英治 「三国志」
...また尹奉(いんほう)...
吉川英治 「三国志」
...府尹(ふいん)もこれは捨ておけなかった...
吉川英治 「新・水滸伝」
...対(むか)い合っている近衛信尹(のぶただ)と顔を見あわせ...
吉川英治 「宮本武蔵」
...雅談や酒の量なら信尹もおくれを取っていまいが...
吉川英治 「宮本武蔵」
便利!手書き漢字入力検索