...子尹(しゐん)しかしこの頃又乱読をしてゐると...
芥川龍之介 「澄江堂雑記」
...尹翁は精しく故(わけ)を聞いて...
蒲松齢 田中貢太郎訳 「庚娘」
...袁は尹の家で金を見て...
蒲松齢 田中貢太郎訳 「庚娘」
...府では韓大尹(かんたいいん)が李幕事の出訴を聞いて...
田中貢太郎 「蛇性の婬」
...大久保甲東(おおくぼこうとう)に見込まれて久しく各地に令尹(れいいん)を務め...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...即ち成帝の時、書籍を集め、校正を命ぜられると、向は經傳(六藝)・諸子・詩賦を受け持ち、任宏は兵書、尹咸は數術、李柱國は方技を受け持つたとあつて、大體の方針は、向の着手の時に定められたのであるから、この部類分けは向に始まることは明かである...
内藤湖南 「支那目録學」
...かかる分類法の混雜については、元祖たる二劉にさへ不滿を云ひ、七略などでも、よく出來てゐるのは專門家の作つた部分で、例へば兵略は任宏が作り、數術は尹咸、方技は李柱國が作つたから、この三つはよく出來てゐる...
内藤湖南 「支那目録學」
...夏姫は連尹の襄老に与えられることになった...
中島敦 「妖氛録」
...あとには酒肴さわに残りおれるを幸吉あくまで飲くいして(中略)――後にこの事あらわれ市尹(しいん)の庁によび出され...
野村胡堂 「天保の飛行術」
...道家に尹喜(いんき)穀を避けて三日一たび米粥を食い白馬血を啜(すす)り(『弁正論』二)...
南方熊楠 「十二支考」
...今村鞆君元山府尹(げんざんふいん)たり...
南方熊楠 「十二支考」
...これを京兆(けいちょう)の尹(いん)にお用い下さい...
吉川英治 「三国志」
...祁山(きざん)に陣していた尹奉(いんほう)と趙昂(ちょうこう)とは...
吉川英治 「三国志」
...学士尹黙(いんもく)...
吉川英治 「三国志」
...州尹(しゅういん)(州の長官)の公署に着くと...
吉川英治 「新・水滸伝」
...龍山公のお子様の信尹(のぶただ)公のことです」「私の叔母の良人にあたる者が...
吉川英治 「宮本武蔵」
...光広と信尹の前へ来て...
吉川英治 「宮本武蔵」
...すぐ信尹の前へ手をさし出し...
吉川英治 「宮本武蔵」
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