...急に帰途に就くこととなり...
愛知敬一 「ファラデーの伝」
...童貞(どうてい)の刑に就くを眺むる如きもあり...
上田敏 上田敏訳 「牧羊神」
...今後は安んじてそれぞれ業に就くように了解させてもらいたい」と...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...』七途にして和泉屋の番頭の來り迎ふるに逢ひ、一寸明賀屋に立寄りて、歸途に就く...
大町桂月 「鹽原新七不思議」
...横浜出帆の筥崎丸(はこざきまる)にて仏蘭西(フランス)遊学の途に就く...
高浜虚子 「五百句」
...彼等の其の道に就くや...
高山樗牛 「美的生活を論ず」
...悄然燈を滅して寢に就く...
永井荷風 「荷風戰後日歴 第一」
...それっきり床に就く身となり果ててしまった...
永井隆 「この子を残して」
...従容として死に就くとかいうのとは...
中谷宇吉郎 「露伴先生と神仙道」
...飾られた奧さんの寫眞が眼に就く度ごと...
南部修太郎 「日曜日から日曜日まで」
...彼が住み込みで行って職に就く日になれば...
細井和喜蔵 「モルモット」
...」どちらも何の不自然な様子もなく斯んなことを云ひ合ひながら安らかな眠りに就くのであつた...
牧野信一 「西瓜喰ふ人」
...喰ひ労れに労れたれば筆を取る元気もなくてまた枕に就く...
正岡子規 「明治卅三年十月十五日記事」
...〈王もしその罪なくして死地に就くを隠(いた)まばすなわち牛羊何ぞ択ばん〉といえるにてその意明らけし...
南方熊楠 「十二支考」
...」聞(き)き畢(おわ)りて眠(ねむり)に就くころは...
森鴎外 「文づかひ」
...その席に就く人物の如何(いかん)にもかかわらないし...
山本周五郎 「山彦乙女」
...その手腕を振えるだけの職業に就くことの自由を女子に許して御覧なさい...
与謝野晶子 「「女らしさ」とは何か」
...同じく文化的労作者としての一席に就くことを...
与謝野晶子 「階級闘争の彼方へ」
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