...家族十人の者は二分(にぶん)して寝に就く事になった...
伊藤左千夫 「水害雑録」
...旧を去りて新に就くの際に当たりては...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...誠にかくの如くんば民のこれに帰する由(な)ほ水の下(ひく)きに就くが如し...
大隈重信 「永久平和の先決問題」
...大月氏は助手席へ就くと...
大阪圭吉 「白妖」
...ヅクは、カケヅク(賭づく)などのヅクで、それに就く意...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...また麥酒のみて眠に就く...
大町桂月 「杉田の一夜」
...売家を買はんかと思ふ春の旅四月三十日 三時頃シエクスピア菩提寺より帰途に就く...
高浜虚子 「五百五十句」
...妙子が二三分いなかった隙(すき)に話してしまっていた)夕飯の食卓に就く前に...
谷崎潤一郎 「細雪」
...別れ別れで正業に就くはずでしたが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...さながら針の蓆に坐る思ひで椅子に就くと...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...その仕事に就くことが...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...總べて實物に就くが如く圖示解説したことは...
本多靜六 「大植物圖鑑」
...皆聞き慣れた祈祷の文句と歌調を耳に宿して寝に就く...
牧逸馬 「運命のSOS」
...虚子を猿楽町に訪ひて夜に入りて帰途に就く...
正岡子規 「夜寒十句」
...伴い行きて刑に就く...
南方熊楠 「十二支考」
...手もなく「御用」の声で縛に就くのである円本の著者訳者は...
宮武外骨 「一円本流行の害毒と其裏面談」
...父の一行は太政官へ復命のため四月十九日帰京の途に就く...
與謝野禮嚴 「禮嚴法師歌集」
...仕官に就くという目的が誰にも一応はあったであろうと思われる...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
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