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饗庭篁村 「木曾道中記」
...二人の盗賊(ぬすびと)と相並んで死に就くまでの悲壮を尽した詩――『耶蘇(イエス)また大声に呼(よばは)りて息絶たり...
石川啄木 「鳥影」
...三分心の置洋燈を細めて、枕に就くと、気が少し暢然(ゆつたり)した...
石川啄木 「天鵞絨」
...文太郎の苦悶の聲の漸く聞え始めたので又自己の職務に就くべき時が來たと感じそれをポケットに收めて立上つた...
高濱虚子 「續俳諧師」
...彼等の其の道に就くや...
高山樗牛 「美的生活を論ず」
...相擁して莞爾として死に就くが如きは...
高山樗牛 「美的生活を論ず」
...自分は就くべき仕事に就いていないというようなことを非常に恐れる...
カレル・チャペック Karel Capek 大久保ゆう訳 「RUR――ロッサム世界ロボット製作所」
...これらの衆は一齊に――戰場長く退きし 45アキルリュウスの出でたれば――勇み集會(え)の席に就く...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...遂に自由党総理たる勢力を擁して入て内相の椅子に就く是れ政党首領として他の一侯両伯に比し...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...水の低きに就く様に文学の本流は茲(ここ)に流れ落ちて来る...
中野秀人 「第四階級の文学」
...三晩飯が済んで一時間もすれば耕二は床に就くのが常である...
中原中也 「耕二のこと」
...その仕事に就くことが...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...彼が住み込みで行って職に就く日になれば...
細井和喜蔵 「モルモット」
...十二 釈放後は何処に帰り誰をたより何業に就く積りか一旦帰宅スル積リデ居ル...
槇村浩 「入所時感想録」
...父の一行は太政官へ復命のため四月十九日帰京の途に就く...
與謝野禮嚴 「禮嚴法師歌集」
...いつもの通り静かに役儀に就くように」こういうと側に居合した二人の同心に何か耳打ちをした様子...
吉川英治 「江戸三国志」
...仕官に就くという目的が誰にも一応はあったであろうと思われる...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...百姓たちが朝の為事(しごと)に就く前に一人一人此処にこの香を捧げて行ったものなのである...
若山牧水 「みなかみ紀行」
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