...師に就くことは全然無意味でなければならない...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...併し此世に就く心と...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...自分も妹の所へ行きさへすれば何とか方法も就くのだったけれど...
池宮城積宝 「奥間巡査」
...枕に就くと鶏(とり)うたわむ...
泉鏡花 「活人形」
......
内村鑑三 「楽しき生涯」
...命あらば、また來年の春にとて、歸路に就く...
大町桂月 「杉田の一夜」
...文太郎の苦悶の聲の漸く聞え始めたので又自己の職務に就くべき時が來たと感じそれをポケットに收めて立上つた...
高濱虚子 「續俳諧師」
...相擁して莞爾として死に就くが如きは...
高山樗牛 「美的生活を論ず」
...此処へ来てから食卓に就く前に一回検(しら)べたところでは...
谷崎潤一郎 「細雪」
...沢崎は席に就く前に...
谷崎潤一郎 「細雪」
...『若し當選して議長の椅子に就くことゝなつたら...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...従容として死に就くとかいうのとは...
中谷宇吉郎 「露伴先生と神仙道」
...夜になつて床に就くと...
北條民雄 「外に出た友」
...ロスリッジは後を襲って補祭の上席に就く筈になっていた...
牧逸馬 「双面獣」
...虚子を猿楽町に訪ひて夜に入りて帰途に就く...
正岡子規 「夜寒十句」
...」移転は町住ひを去つて屋敷住ひに就くのである...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...いずれかの一方が代って支配者の地位に就くことを要求し...
与謝野晶子 「階級闘争の彼方へ」
...正午(ひる)の食卓に就くことがあるでせう――あの弟が姉思ひで...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
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