...飼主のない尨犬(むくいぬ)のやうに...
芥川龍之介 「芋粥」
...痩(や)せた尨犬(むくいぬ)を逐(お)いまわしている...
芥川龍之介 「鼻」
...君が跡ゆく尨犬(むくいぬ)の名は「斑(ぶち)」とかや...
薄田泣菫 「泣菫詩抄」
...安楽椅子の上にゃ尨犬(むくいぬ)もいなくちゃならねえ――飛んだお笑い草よ...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「追放されて」
...いつも耳までかかっている尨犬(むくいぬ)のような髪毛(かみのけ)や赤い目...
徳田秋声 「あらくれ」
...あの尨犬が電車通りにおりましてすよ...
徳田秋声 「爛」
...ミルハは尨犬(むくいぬ)だった……いや...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...ゲーテのいわゆる尨犬(むくいぬ)...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...尨犬(むくいぬ)の皮で拵(こしら)えたといわれる例の靴を穿(は)いたまま...
夏目漱石 「明暗」
...いつも毛をもじゃもじゃにしている尨犬のアデリと...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...何でも黒毛の尨犬(むくいぬ)に逃げられたというだけのことなんで...
ニコライ・ゴーゴリ 平井肇訳 「鼻」
...」「何もわたしは尨犬の広告をお頼みしているのではありません...
ニコライ・ゴーゴリ 平井肇訳 「鼻」
...」ワグネル「見えて居りますが……」フアウスト「君はあの動物を何だと思ふ?」ワグネル「たゞの尨犬ではありませんか...
牧野信一 「ベツコウ蜂」
...ライオンのやうな尨犬が...
槇本楠郎 「文化村を襲つた子供」
...子供らしい尨犬(むくいぬ)のようなのではなく...
宮本百合子 「思い出すかずかず」
...ワグネル尨犬らしい気まぐれな奴でございます...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...あの尨犬は幅も広がり丈も伸びる...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...1405メフィストフェレス実は尨犬は気が附かずに飛び込んだが...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
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