...この尨大な都会は...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...空の帝王と呼ばれる途方もなく尨大(ぼうだい)な全鋼鉄の怪物で...
海野十三 「空襲葬送曲」
...三人はひとしきり麻痺したように佇んで、驚きと、畏敬と、賛美と、恐怖のまじった心で、この尨大な、光る氷の宝石を眺めた...
妹尾韶夫 「凍るアラベスク」
...その尨大な石材を牽(ひ)いて...
谷譲次 「踊る地平線」
...終にはその尨大なる黒き姿を留(とゞ)むるのみになりぬ...
田山花袋 「秋の岐蘇路」
...この尨大(ぼうだい)な御茶代が宿屋の主人下女下男にどんな影響を生ずるかちょっと見たくなった...
夏目漱石 「満韓ところどころ」
...生産物と人口とがかえって尨大な増加を告げたことから見ると...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...ゴミ袋はいつしか尨大なものになって...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...山本正美のうつしは何でも大した尨大のもので...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...これが一つの尨大なる倉庫をうずめているのを見て私の同輩が天下に普(あまね)く充満しているのを知って意を強くした...
森於菟 「放心教授」
...ロシア文学の尨大さは自国のこの草と競争しているようなものだ...
横光利一 「欧洲紀行」
...久木会社というような特殊に尨大な会社では...
横光利一 「旅愁」
...尨大な外来経典の写字...
吉川英治 「美しい日本の歴史」
...北は沿海州から尨大な西部チベツト一帶を――南はアフガニスタン...
吉川英治 「折々の記」
...一躍尨大(ぼうだい)な領土が将軍のものになりましょう」呂布の顔色に血がさした...
吉川英治 「三国志」
...ひとたび魏がその尨大(ぼうだい)な兵力を分けて...
吉川英治 「三国志」
...お供餅の様に尨大で...
蘭郁二郎 「足の裏」
...パッと尨大な深紅の花が咲く...
蘭郁二郎 「夢鬼」
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