...尨犬(むくいぬ)の首へ繩をつけて...
芥川龍之介 「芋粥」
......
石川啄木 「赤痢」
...全体ひとかたまりの尨大な印象を作りあげ...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「接吻」
...画家の尨毛の頭に見入っている...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「天才」
...エゴール・サヴィチは醜悪なほど、獣めいているほど、尨毛である...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「天才」
...人類理想史という尨大な著述で...
豊島与志雄 「人の国」
...余りに奇異にも尨大であつたことは当然である...
中原中也 「よもやまの話」
...尨犬(むくいぬ)の皮で拵(こしら)えたといわれる例の靴を穿(は)いたまま...
夏目漱石 「明暗」
...いよいよもって尨大(ぼうだい)な炭庫を必要とした...
服部之総 「黒船前後」
...尨大(ばうだい)で威嚇的(ゐかくてき)な人間社会の切断面を覗(のぞ)いた気がした...
林芙美子 「浮雲」
...その尨大な、奇妙な顔は全体が黒豆の粒々で出来上つてゐるやうであつた...
原民喜 「夏の花」
...楽しいではないか!鎌と槌をうちぬくひろ/″\とした美くしい自由の花園をへだてゝ同志! こゝにも尨大な無数のゲンプランをそなえた...
槇村浩 「獄内にてドイツの同志を思う歌」
...世界未曽有のかくも尨大な工業...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...子供らしい尨犬(むくいぬ)のようなのではなく...
宮本百合子 「思い出すかずかず」
...一九二六年には(十二歳以上)五千七十七万千九百九十七人という尨大な文盲群がソヴェト同盟にあった...
宮本百合子 「五ヵ年計画とソヴェト同盟の文化的飛躍」
...一週の授業時間四十時間その上に尨大な資料の整理をするのだから...
武者金吉 「地震なまず」
...尨大な駄作ばかりが本尊となりすまし...
横光利一 「北京と巴里(覚書)」
...わが魏(ぎ)もいつか尨大(ぼうだい)になったが...
吉川英治 「三国志」
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