...尨犬(むくいぬ)の首へ繩をつけて...
芥川龍之介 「芋粥」
...飼主のない尨犬(むくいぬ)のやうに...
芥川龍之介 「芋粥」
......
石川啄木 「赤痢」
...君が跡ゆく尨犬(むくいぬ)の名は「斑(ぶち)」とかや...
薄田泣菫 「泣菫詩抄」
...大きな尨犬(むくいぬ)の「熊」は...
徳永直 「戦争雑記」
...不幸にして憲政党の組織余りに尨大なりしが為に...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...さるによってこの尨大(ぼうだい)なる荷車と老朽悲鳴をあげるほどの吾が自転車との衝突は...
夏目漱石 「自転車日記」
...尨大な稀覯本の蒐集その中には稀に解し得ない本もあって...
西尾正 「墓場」
...いよいよもって尨大(ぼうだい)な炭庫を必要とした...
服部之総 「黒船前後」
...尨大(ばうだい)で威嚇的(ゐかくてき)な人間社会の切断面を覗(のぞ)いた気がした...
林芙美子 「浮雲」
...この国をしてほとんど助力も借りずにかくも尨大な農業と無関係の一団の人々を養い得せしめる剰余生産物を...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...あの尨犬は幅も広がり丈も伸びる...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...最高第一等の閑事業と見られている能……非常に尨大で...
夢野久作 「能とは何か」
...ロシア文学の尨大さは自国のこの草と競争しているようなものだ...
横光利一 「欧洲紀行」
...津軽半島だけの広さでも尨大(ぼうだい)なものだったが...
吉川英治 「鬼」
...またこの尨大な組織が...
吉川英治 「折々の記」
...そこでも尨大(ぼうだい)な工事をやらせていた...
吉川英治 「新書太閤記」
...お供餅の様に尨大で...
蘭郁二郎 「足の裏」
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