...尤もこれは六十本目にテエブルの下へ転げ落ちるが早いか...
芥川龍之介 「河童」
...尤も公債もあり蓄財もあり...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...其の時医師が私の顔色を見て其の座を外したのも尤もであつた...
高浜虚子 「落葉降る下にて」
...科学的精神は尤も日本的現実を...
戸坂潤 「科学的精神とは何か」
...尤も友情を持つことと友情の概念を持つこととは別であると云うであろう...
戸坂潤 「空間概念の分析」
...尤もそう云っても...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...人間学主義は一等安易な――尤も荘重な身振りはするが――哲学である...
戸坂潤 「思想としての文学」
...尤もここでも、思想・認識・というものが文化となって現われると云っては、云い方が拙い...
戸坂潤 「認識論とは何か」
...尤も六朝のは四六文であつて...
内藤湖南 「支那史學史概要」
...一つは私の虚弱な身體を少しでも改善の途に赴かしめるには田舍が尤もいゝと信じましたから私は此の中學へ赴任することに成りました...
長塚節 「教師」
...それが尤も機嫌のわるい索引(さくいん)になる事があつた...
夏目漱石 「それから」
...一々尤も――其方の申すことは道理だ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...――尤もことと次第では隨分力になつてやらないものでもないが――」平次の態度は...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...尤も現實的生においては客體内容に主體性を付與する擬人觀が強く働く故...
波多野精一 「時と永遠」
...尤もお召しかへの折にはきまつてぷりぷり八つ當りをなさるけどさ...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「狂人日記」
...『石になっちゃ可哀そうだ、』とクイックシルヴァは人の悪いほほ笑みをうかべて言いました、『尤も、君は大変立派な大理石の像になるだろうがね...
ナサニエル・ホーソン Nathaniel Hawthorne 三宅幾三郎訳 「ワンダ・ブック――少年・少女のために――」
...――尤も、これはたつた一晩だけの光景だつた、細君も調子を覚えて、終ひには中々愉快さうに、夜更けまで繰り返してゐたので、屹度幾晩も続けるだらうと思つたが...
牧野信一 「西瓜喰ふ人」
...尤も、その間には、三五兵衛の影がさす所、さす所から転々と居所をかえて来てはいるが...
吉川英治 「八寒道中」
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