...………………尤もなんだね...
石川啄木 「漂泊」
...尤も竹馬の友というだけで...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...尤も経験的法則と云えば...
戸坂潤 「科学論」
...尤も私は何もマルクスの言葉にあるからとかないからとか云って...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...朝鮮の歴史の中で尤も古い三國史記では百濟の國の先祖と言はれて居るのは温祚王といふことになつて居ります...
内藤湖南 「近畿地方に於ける神社」
...尤も歴史的に言へば...
内藤湖南 「近代支那の文化生活」
...尤も千噸(トン)以下で船脚も遅かったが...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...心臓の作用に於て尤も弱い男であった...
夏目漱石 「それから」
...男の方は至つて無口で――尤も...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...尤も二人は從姉妹(いとこ)同志で...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...尤も主人が殺されてしまつたこの家は...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「いかにも尤も...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...尤も彼等は皆おとなしい文官ばかりであったから...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...たつた一人の妹はどんなに大きくなつたらう――尤もいつかの春...
牧野信一 「やぶ入の前夜」
...尤もあれが真の恋(ラブ)と云ふものか何(どう)か...
眞山青果 「茗荷畠」
...尤も辯證法はまたひとつの保守的な方面をもたぬではない...
三木清 「唯物史観と現代の意識」
...尤も独逸の嫌うのは解剖家に限らず...
森於菟 「屍体異変」
...これから先の御相談は」尤もな不安であった...
吉川英治 「私本太平記」
便利!手書き漢字入力検索