...之れを尤も喜びしは...
芥川龍之介 「大久保湖州」
...尤も二時三時まで話し込むお客が少くなかったのだから...
内田魯庵 「鴎外博士の追憶」
...尤も俳優の誰彼は...
薄田泣菫 「茶話」
...或る幾つかの要素的な語が常にその中に用ゐられることを發見し(尤も...
高田力 「ベーシック英語」
...尤も「夷舞はし」の方は古來のものとは非常に變化してゐると云ふことが吉田傳次郎氏の談片にあつたが之れは信じられると思ふ...
竹内勝太郎 「淡路人形座訪問」
...それが不安定であるのは尤もだろう...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...この職業的利益擁護組織だという尤もな形を通して...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...尤も、歴史は社会科学的・歴史科学的・公式による分析なしには、記述され得ない...
戸坂潤 「思想としての文学」
...尤も、批評は盛んになってもその批評に何等の権威もないのでは仕方がないのだが、所謂文芸批評などは寧ろその権威に乏しいと云うことこそ最近の情態ではないかと云うかも知れない...
戸坂潤 「思想としての文学」
...尤も見て了ってから徐ろに又元の腹壁に大事そうにしまい込むのであるが...
戸坂潤 「社会時評」
...尤も六朝のは四六文であつて...
内藤湖南 「支那史學史概要」
...尤も此處から向う兩國までは一と走りだから...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...尤もお徳は家付きで...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...尤もそれには血も何んにもついちやゐないがね」「昨夜(ゆふべ)井戸端で見付けられた時...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...尤も山の中などには行かずに...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...尤も、それは全く危險な女でした...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...尤も武藝よりは碁(ご)の方が強い...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...尤も、私はおひな様なんか知らないのだけれど...
宮本百合子 「獄中への手紙」
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