...彼方の山腹の尖りたるところにネミの市あり...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...若人等は尖りたる帽の上に...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...尖りたる帽を紐もて結び...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...長い円錐のように尖りきった全身の神経を聴覚にあつめた...
海野十三 「放送された遺言」
...頂上の尖りたる處に...
大町桂月 「金華山」
...山の尖りももう見えなかった...
田中貢太郎 「陳宝祠」
...こけむしたホーシャム板の尖り屋根がついている...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「サセックスの吸血鬼」
...の尖りにふさわしく口がつぼみ...
豊島与志雄 「乾杯」
...弾も、前には、円弾だったが、尖り弾になった...
直木三十五 「南国太平記」
...既に割れ落ちた雪の残骸は、到るところ河原に乱立して、円錐形に尖り、気泡の多い氷塊となっている...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...はなはだ簡便な装(いでたち)をした吃(どもり)のガイヤアルの角灯(ランテルヌ)を先登にして「尖り石(ピエール・ポアンチユ)」のホテルを出発...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...帽子を揮(ふ)つたりする……ブレーキの処に居た車掌が尖り声で...
ボレスラーフ、プルース 二葉亭四迷訳 「椋のミハイロ」
...葉は緑色狭長で長く尖りその葉鞘を以て稈に互生し...
牧野富太郎 「植物記」
...尖り鼻の婦人で、ちょうど希望が眠りについて、理智が鋭さを増してこようという年配である...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「神童」
...雄は鬣(たてがみ)尖り鱗(うろこ)密に上(かみ)壮(ふと)く下(しも)殺(そ)ぐ...
南方熊楠 「十二支考」
...聲ばかり尖り出した喧嘩などが初まつてゐた...
室生犀星 「蒼白き巣窟」
...まず水夫ラーセンが前方に魔女の尖り帽子のような円錐形や小尖塔が成すぎざぎざした輪郭を捉えた...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
...三つ四つ峰の尖りの集り聳えた空に...
若山牧水 「みなかみ紀行」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??