...何分少少は落付いた気分で描かなければ公開すべき大作などは出来ません...
上村松園 「私の仕事 松篁の仕事」
...少少(すくなすくな)とすべし...
太宰治 「もの思う葦」
...たまらなくなつて「少少伺ひます」といひながらずつとはひつたらやつと気がついたらしくひよいと顔をあげた...
中勘助 「銀の匙」
...かくて上々機嫌で、臨川寺の方丈の縁を下りた道庵先生は、門前につながせた馬に乗ろうとして、例の僧形の同職に送られて庭を歩く途中、寝覚の床を眼八分に見渡しながら、「しかし、ここで浦島太郎が釣を垂れたというのは、少少怪しいね...
中里介山 「大菩薩峠」
...ほんの少少ばかり進んだと思うと...
中里介山 「大菩薩峠」
...やつぱり自分は少少不機嫌なのだなとすぐ思ふ...
南部修太郎 「日曜日から日曜日まで」
...懷(ふところ)に入(はい)つてふとるといふ八卦(はつけ)でもあらうか?少少(せうせう)うがち過(す)ぎてゐて...
南部修太郎 「麻雀を語る」
...少少ひまがかかるらしい...
三好達治 「霾」
...そして少少偏屈であつたが...
室生犀星 「故郷を辞す」
...ほんの少少でも「見え透いた」感じのするのはまだぬかつた一点をみるやうでいいものだが...
室生犀星 「故郷を辞す」
...それが少少心配だ...
横光利一 「夜の靴」
...「少少疲れましたね...
横光利一 「旅愁」
...どうもこのあたりは少少怪しい...
横光利一 「旅愁」
...今日は少少後悔しましたよ...
横光利一 「旅愁」
...ついにそのあたりから東野の説明も少少うるさくなって来た...
横光利一 「旅愁」
...久慈は講演に少少退屈した...
横光利一 「旅愁」
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