...未だに真に八紘一宇の大理想を信仰し得ないものが少なくないのは誠に痛嘆に堪えない...
石原莞爾 「最終戦争論」
...これだけの星を知るも大なる夜の慰めとなるのみならず神の御心(みこころ)を知るにおいても益せらるる処少なくない...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...探偵小説にもそういう作例は少なくないのだし...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...またその修養を怠らぬ人も少なくないのでありますが...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...そして往々一種の堪え難い浮薄な厭味が鼻につく場合も少なくない...
寺田寅彦 「津田青楓君の画と南画の芸術的価値」
...中にはいわゆる季題となるものも決して少なくない...
寺田寅彦 「日本人の自然観」
...学問の客観的存在とか社会的公共性と呼ばれるものが之を意味する場合は少なくないであろう...
戸坂潤 「科学方法論」
...そう思っている向きが少なくない...
戸坂潤 「クリティシズムと認識論との関係」
...哲学の専門の教授などには哲学技術は持っているが思想は全く持ち得ない人が少なくない...
戸坂潤 「思想としての文学」
...火の玉が空中を飛んだ例も少なくない...
武者金吉 「地震なまず」
...本人の書入れなどのある貴重なものが少なくない...
柳田国男 「故郷七十年」
...誤って垣内(かいと)の字を用いた者も少なくない...
柳田國男 「地名の研究」
...感ぜざる者は少なくないであろう...
柳田国男 「山の人生」
...神戸殿の御最期を見た後では――次に来るべきものは何かと……自ら問い自ら悪夢をえがいている者が少なくないことは確かでおざろう」「さ...
吉川英治 「新書太閤記」
...意趣を上役にふくむなどの例は決して少なくない...
吉川英治 「新・水滸伝」
...明慧(みょうえ)上人の学説に共鳴する者は少なくないので...
吉川英治 「親鸞」
...われから強ひて出かけて行つて烈しい失望や甲斐なき苦勞を味ふ事が少なくない...
若山牧水 「樹木とその葉」
...自分は今度の天災においてこの種の経験をした人が決して少なくないと思う...
和辻哲郎 「地異印象記」
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