...どうっという小音が一同の鼓膜(こまく)をうった...
海野十三 「恐竜島」
...再び前よりは高いコツコツと云う小音が聞えて来た...
コナンドイル Arthur Conan Doyle 三上於莵吉訳 「株式仲買店々員」
...それらの群小音楽家たちは...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...彼に小音楽会を催してくれる……...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...彼はいつもその小音楽会に臨席し...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...夜牧場で家畜の首についてる鈴から起こるかすかな小音楽にも似寄っていた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...そのすき間を風が吹き通るとき笛のように小音を立てる...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...それで拍子を取って何か小音に口ずさんで歩いて行くと...
中里介山 「大菩薩峠」
...可愛い由松(よしまつ)だれと寝ただれと寝たお父さんと寝たならよしよし小音でうたうと...
中里介山 「大菩薩峠」
...廻れ廻れ水車(みづぐるま)を小音(おん)に唱(うた)ひ出す...
樋口一葉 「たけくらべ」
...廻れ/\水車を小音に唱ひ出す...
樋口一葉 「たけくらべ」
...廻(まわ)れ/\水車(みづぐるま)を小音(こおん)に唱(うた)ひ出(だ)す...
樋口一葉 「たけくらべ」
...それは何千億という細かい小音の集りである...
平林初之輔 「犠牲者」
...さりとて小音ですがれたところに哀感のある小圓太のもまた捨てがたいと感じます...
正岡容 「随筆 寄席風俗」
...秋の夜長を楽しませてくれるこれ等の小音楽師達に...
宮城道雄 「音の世界に生きる」
...又其暇に書房にて雪堂と小音(せうおん)にて浅間を語り...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??