...小難(こむず)かしくて気ブッセイで堪えられなかったろう...
内田魯庵 「八犬伝談余」
...大難が小難で濟んだやうなものだ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...大難が小難で済んだようなものだ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...どれもこれも小難かしいものばかりで...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「狂人日記」
...小難しいことを言って」「たぶん...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「黄金薔薇」
...すると、その動揺した空気が、まだ落着かないガヤガヤのなかで、「まア、いい、見物に怪我(けが)さえなけりゃいいさ、大難が小難、これで済んだ、これで済んだ」と、大ふうな口をきいて、碌(ろく)でもない太骨の扇子を、バッス、バッスと、あおいでいる変人があったものです...
吉川英治 「江戸三国志」
...なにが大難が小難だ...
吉川英治 「江戸三国志」
...何で槍術の心得なき奴が槍など使い得るものではない」「さあそんな小難かしい講釈は分らねえが...
吉川英治 「剣難女難」
...ちと小難(こむずか)しげな書物など飾りたてておれば...
吉川英治 「私本太平記」
...大難(だいなん)が小難(しょうなん)でなによりともうすものです」「どうして...
吉川英治 「神州天馬侠」
...大難が小難ですんだことに感謝をもつ...
吉川英治 「新書太閤記」
...小難かしい理屈ばかり言っている人のように思われるが...
和辻哲郎 「初めて西田幾多郎の名を聞いたころ」
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