...僕のお小遣い銭で買った品物だけ持って行け...
太宰治 「斜陽」
...思う存分小遣い銭をせしめます...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...小遣い銭をくれたりしたのは...
辻潤 「ふもれすく」
...着物のなかから可愛い末の子に心づけてくれた小遣い銭などが出て来たが...
徳田秋声 「足迹」
...時おり小遣い銭をもらうことがあったが...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...漸(ようや)く若干の小遣い銭(せん)を送らんと約しぬ...
福田英子 「妾の半生涯」
...そのうちの二三枚を馬淵の内儀さんが分けてもらって小遣い銭の足し前にしていた...
矢田津世子 「神楽坂」
...伝九郎をよびだして小遣い銭をねだる...
山本周五郎 「泥棒と若殿」
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