...そうしてその町の右側に、一軒の小さな八百屋(やおや)があって、明(あかる)く瓦斯(ガス)の燃えた下に、大根、人参(にんじん)、漬(つ)け菜(な)、葱(ねぎ)、小蕪(こかぶ)、慈姑(くわい)、牛蒡(ごぼう)、八(や)つ頭(がしら)、小松菜(こまつな)、独活(うど)、蓮根(れんこん)、里芋、林檎(りんご)、蜜柑の類が堆(うずたか)く店に積み上げてある...
芥川龍之介 「葱」
...小蕪、白菜、醤油、等々、今日の庵は物資豊富である、ありがたう、すみません...
種田山頭火 「其中日記」
...私の大好きな小蕪(こかぶ)の実の味噌汁(みそしる)は...
近松秋江 「うつり香」
...キャベツや大根や小蕪をぬいた...
豊島与志雄 「波多野邸」
...この頃小蕪味ひよし...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...小蕪菁(こかぶ)...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...美しい前歯で前菜の赤い小蕪を噛んでいたが...
横光利一 「旅愁」
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