...小腰をかがめて行ってしまった...
芥川龍之介 「煙管」
...小腰(こごし)をかがめました...
江戸川乱歩 「怪人二十面相」
...が――、夜も更けていますから、どうぞお早くお話し下さい」尾越は嬉しそうに、小腰を屈め、「そう仰しゃって下さるだろうと思って居りました...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「深夜の客」
...私は小腰をかがめて...
鷹野つぎ 「虫干し」
...やつぱり昼間見たときのまゝ、小腰をかゞめて、花を摘まうとしてをります...
土田耕平 「のぞき眼鏡」
...足音を忍ばせ小腰を屈めて...
豊島与志雄 「波多野邸」
...小腰をかがめて通って「さよなら」と...
直木三十五 「三人の相馬大作」
...小腰をかがめている...
中里介山 「大菩薩峠」
...平に」相沢半助は慇懃(いんぎん)に小腰を屈めましたが...
野村胡堂 「新奇談クラブ」
...平次は小腰を屈めて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「へエ――」ガラツ八は恐る/\小腰を屈めて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...頭をさげて小腰をかがめ...
長谷川伸 「一本刀土俵入 二幕五場」
...外記は小腰をかがめて...
本庄陸男 「石狩川」
...かぶった手拭をとって小腰をかがめ...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...その中で、年輩のが、「青井うじ――何じゃ、かしましい――御隠居さま、お引きこもり中に――」「こやつが、こんな荷をかつぎ込みまして、どうしても、御隠居に拝謁(はいえつ)をと、いいはりますので――」じっと、見て老臣(おとな)が――「ふうむ、こりゃ、この荷は、何であるな?」闇太郎、急に、小腰をかがめて、「へ、へ、へ」と、笑って、「あなたは、話がおわかりになるようでごぜえますね――ちょいとお耳を拝借――」「ふうむ」老臣が、闇太郎の目つき、顔つきに、何ものかを認めたか、式台に下りて来る...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...小腰をかがめて礼しながら揚幕の中へ消える...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...由良は花江が小腰をかがめて真暗な中を...
横光利一 「馬車」
...金右衛門が小腰をかがめて...
吉川英治 「江戸三国志」
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