...丸裸の小腰を据え...
泉鏡花 「悪獣篇」
...一寸小腰をかゞめた...
薄田泣菫 「茶話」
...用意いたして參りました」留さんは小腰をかがめて靜かに答へた...
辻村もと子 「春の落葉」
...途中で斬り合がございましたそうで、たゞ今、役人が、その侍を取調べておりますが、うっかりしたことは出来ませぬ」と、口早に、小腰をかがめて、七瀬と、二人にいった...
直木三十五 「南国太平記」
...平に」相沢半助は慇懃(いんぎん)に小腰を屈めましたが...
野村胡堂 「新奇談クラブ」
...当分手許に差し置く――と御隠居様の仰せで御座います」小腰を屈めたのは...
野村胡堂 「新奇談クラブ」
...いとも慇懃に小腰を屈めます...
野村胡堂 「新奇談クラブ」
...そのまま物優しく小腰を屈めると...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...其儘物優しく小腰を屈めると...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...小腰を屈(かが)めて...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...小腰をかがめて胸にかかえた風呂敷包みに目をおとすのである...
本庄陸男 「石狩川」
...待ちな! (とピタリと縁台の端に片手をかけて小腰をかがめ)ごめんねえ...
三好十郎 「斬られの仙太」
...小腰を屈(かが)めて鍵穴のあたりへ眼を付けたが...
夢野久作 「一足お先に」
...飛びかかる虎のように小腰(こごし)を蹲(かが)めて忍び寄った...
横光利一 「日輪」
...小腰を浮かせ片手を上げて笑った...
横光利一 「旅愁」
...金右衛門が小腰をかがめて...
吉川英治 「江戸三国志」
...赤鶴さまではございませぬか」一阿弥は小腰をかがめた...
吉川英治 「私本太平記」
...黙蛙堂もハッとしてどもりながら小腰をかがめ...
吉川英治 「鳴門秘帖」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??