...予審判事に小腰をかがめて...
江戸川乱歩 「鬼」
...番頭は小腰を屈(かゞ)めた...
薄田泣菫 「茶話」
...何ともない顔をして小腰をかがめ...
太宰治 「新釈諸国噺」
...小腰(こごし)に櫓を押した...
田山花袋 「田舎教師」
...足音を忍ばせ小腰を屈めて...
豊島与志雄 「波多野邸」
...余吾之介は小腰を屈めました...
野村胡堂 「十字架観音」
...サア此方へ來るがいゝ」引揚げると縁側から見て居る赤井左門の前へ小腰を屈(かが)めました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...小腰を屈めて遠くから挨拶をする者などがあります...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...そのまま物優しく小腰を屈めると...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...平次の前に小腰を屈めました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...小腰をかがめて媼(おうな)の小舞(こまい)を舞うているのは...
長谷川時雨 「大橋須磨子」
...比嘉は桟橋のはづれに立つて、白いハンカチを振つてゐたが、一寸、小腰をかゞめて、大股(おほまた)に桟橋を去つて行つた...
林芙美子 「浮雲」
...二十五六の男前のいい職人が小腰をかがめながら入って来た...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...「百二十八号室をお尋ねでいらっしゃいますか」男は小腰を屈めながらいった...
松本泰 「P丘の殺人事件」
...同時におりおり小腰をかがめながら...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「神の剣」
...小腰を屈(かが)めて鍵穴のあたりへ眼を付けたが...
夢野久作 「一足お先に」
...新九郎は頷いて小腰を屈(かが)めた...
吉川英治 「剣難女難」
...そして小腰を屈(かが)め直(なお)した...
吉川英治 「新書太閤記」
便利!手書き漢字入力検索