...「小者扱いしないでくれよ...
...「俺だって小者じゃないぜ...
...「小者に見えたのか?ごめんなさい...
...「小者でも立派な働き手だ...
...「小者は従わなければならない...
...小太、小者にならぬと、咎められると思うが、その用意をして、例の――師匠のところへ来ぬか」「心得た」益満が、立上った...
直木三十五 「南国太平記」
...そして「道具を運び出せっ」と、小者の方へ、手を振って指図した...
直木三十五 「南国太平記」
...小者も、すぐ、四ツ本に蹤(つ)いて出てしまった...
直木三十五 「南国太平記」
...以前旗本某に使われた小者...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...役人小者も顔を見合せるばかり...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...主人七兵衞いそいそと店の小者を引具して事に堪ふべく見えにけり...
萩原朔太郎 「煤掃」
...同時に青竹を持った小者にそれぞれ襟首を掴まれた百姓平七と徳兵衛...
三好十郎 「斬られの仙太」
...小者(こもの)の藤七郎(とうしちろう)を呼んで信濃への供を命じ...
山本周五郎 「城を守る者」
...小者の中には五年も木戸に詰めている者がある...
山本周五郎 「ちくしょう谷」
...「その人は私が引受けた」と玄四郎は小者たちに云った...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...外濠(そとぼり)の番小屋の小者や仲間(ちゅうげん)などで...
吉川英治 「江戸三国志」
...附近にたたずんでいた厩(うまや)の小者が...
吉川英治 「三国志」
...城中攪乱を目論(もくろ)んでたちまち看破されてしまった張本人の戈定(かてい)と馬飼の小者だった...
吉川英治 「三国志」
...待たせておけばよい」「はい」取次の小者は...
吉川英治 「新書太閤記」
...わけて、小者部屋だの、若侍たちの屯(たむろ)には、山のように木炭を炉(ろ)にあけて、冗費(じょうひ)していた...
吉川英治 「新書太閤記」
...鉄砲の足軽小者の妻子どもに...
吉川英治 「茶漬三略」
...その他の小者を加えても...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...役人小者たちは、どやどやと奉行所の門内にはいり、沢庵はなおしばらく、男女(ふたり)の俯伏(うつぶ)している莚(むしろ)のそばに佇(たたず)んでいたが、黙然と――何もいわずに、原をよぎって、彼方(かなた)へ行ってしまった...
吉川英治 「宮本武蔵」
便利!手書き漢字入力検索