...「小者扱いしないでくれよ...
...「俺だって小者じゃないぜ...
...「小者に見えたのか?ごめんなさい...
...「小者でも立派な働き手だ...
...「小者は従わなければならない...
...小者(こもの)の末にいたるまで...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...小者も、馬丁も、ただ、目礼をしただけで、口さえ利かなかった...
直木三十五 「南国太平記」
...以前の小者(こもの)が尋ね惑うているところの先生であります...
中里介山 「大菩薩峠」
...雇人小者達は悉く鐘楼を降りましたが...
野村胡堂 「新奇談クラブ」
...歸れ/\」取次の小者は...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...中間(ちうげん)小者(こもの)の間に...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...するとその口笛に応じて忠実な小者が駈けつけた...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...足軽五人と小者三人が規定の人数であった...
山本周五郎 「ちくしょう谷」
...そこに勤めている仲間とか小者などが...
山本周五郎 「ひとでなし」
...あとは中間(ちゅうげん)小者(こもの)と人足で...
山本周五郎 「風流太平記」
...住居は小者長屋の近くにあった...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...門の小者は、奥へ取次いでもくれなかったし、それに不平顔もせぬ兼好もまた、「いや、べつだんな用事でもござりませぬ...
吉川英治 「私本太平記」
...いかに熟睡(じゅくすい)していた侍(さむらい)や小者(こもの)たちも眼をさまし...
吉川英治 「神州天馬侠」
...宵闇の庭面(にわも)に土下座した小者がある...
吉川英治 「新書太閤記」
...それから悠々(ゆうゆう)起床にかかる間、土塀門の屋根上で、小者が、「錦小路あたりに煙が立ちのぼっております」というのを聞いても、「また、尿小路(いばりこうじ)の失火か」と、舌打ちして呟(つぶや)いた程だった...
吉川英治 「新書太閤記」
...宿大臣閣下は、供奉(ぐぶ)の随員、宮廷武官、小者など、あわせて六、七十名と共に、ごッそり、少華山の人質(ひとじち)となってしまい、意気も銷沈(しょうちん)、粥(かゆ)も水も、喉(のど)に通らぬほどな悄(しょ)ゲかただった...
吉川英治 「新・水滸伝」
...小者などと呼ぶ者を...
吉川英治 「平の将門」
...彼が低い小者勤めをしていた頃の呼び慣(なら)わしのまま...
吉川英治 「日本名婦伝」
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