...またこの小策を要する商人は...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...ただ小策ばかりの没感情的や凡人であることがいけないのか……いや...
豊島与志雄 「古井戸」
...陥れようとの小策が...
中里介山 「大菩薩峠」
...その間の鞘(さや)を取って小策を弄(ろう)するのが即ち公卿の身上と見てかかると...
中里介山 「大菩薩峠」
...待てば待つだけ奴等は小策を弄するだけの話...
三好十郎 「斬られの仙太」
...朝日奈などの陰にかくれて懐刀などと言われている小策士らしい...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...ことごとに我が筑波正義党へ向って小策を弄し...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...小策を弄(ろう)することはない」すると...
吉川英治 「上杉謙信」
...曹操の小策に違いあるまい...
吉川英治 「三国志」
...いたずらに小策を弄(ろう)し...
吉川英治 「三国志」
...孔明に告げて、すぐ蜀軍をして長安方面を衝(つ)かせ、一方、呉は南徐の要害を固めなければなりません」と、説いたが、事態はとうてい、そんな小策では、如何とも防ぎ難く思われた...
吉川英治 「三国志」
...――もう局部的な小策で鎮めえられる段階では決してない...
吉川英治 「私本太平記」
...余りにも小策すぎましょう...
吉川英治 「新書太閤記」
...……かかる大戦に、そんな小策など、何の役に立とうぞ...
吉川英治 「新書太閤記」
...大策はめぐらすが小策は弄(ろう)さんよ...
吉川英治 「新書太閤記」
...信雄が、秀吉と協同しつつ、裏面、家康との密交を温めていたなどは、小策といえ、この公達(きんだち)、なかなか隅(すみ)におけない悪戯(いたずら)をする者といっていい...
吉川英治 「新書太閤記」
...自分もこういう小策を行(や)ったものである...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...そんなケチな小策ではありません...
吉川英治 「平の将門」
便利!手書き漢字入力検索