...すばやく倒れた遣戸(やりど)を小盾(こだて)にとって...
芥川龍之介 「偸盗」
...小盾になるべき方法を考えて...
魯迅 井上紅梅訳 「狂人日記」
...アカイア及びトロイアの兩軍互に*牛皮張る圓盾あるはその總(ふさ)の亂るる小盾其胸をおほへるものを打ち合へり...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...かくてリキエー軍勢はアカイア軍の壘破り、其水陣に進むべき道を開くを得べからず、又槍揮ふアカイアの勢は一たび迫り來しリキエー軍を壘の外追ひ攘ふこと得べからず、 420界を示す石のそば測りの竿を携へて、その共同の地所に立ち、勤め爭ひ狹隘の區域にありて彼と此、おの/\分を獲んとする其樣斯くか、兩軍は壘をおの/\相分ち、其壘の上戰ひて、互の胸に牛皮張る 425盾を、小盾を、圓形の巨大の盾を、打ちつくる...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
... 130大盾小盾亂れうち...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...岩を小盾に何方(どっち)に味方をしたものか――フト迷った様子です...
野村胡堂 「大江戸黄金狂」
...無礼者奴(め)ッ」頼門はとある大きな木の幹を小盾に...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...金箱を小盾に構えます...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...ある人は「粋」の小盾に隠れてこの悶を野暮と呼び...
和辻哲郎 「霊的本能主義」
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