...私は小犬が好きです...
...彼女は小犬を飼っている...
...わが家にも小犬がいます...
...小犬を連れて公園に行った...
...小犬が近所で迷子になっている...
...わたしはかつて西四牌棲(せいしはいろう)を通り過ぎて一匹の小犬が馬車に轢かれて即死したのを見たが帰って来た時にはもう何一つ見えなかった...
魯迅 井上紅梅訳 「兎と猫」
...ちようどいゝ小犬をもつてゐるのを見つけましたが...
鈴木三重吉 「小犬」
...縁の下から小犬のような大きさのさつまいもを...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...白い小犬を抱いた女が来て車を停めた...
田中貢太郎 「白い小犬を抱いた女」
...なにもわざわざ小犬がしっぽ――小犬じしんの――に戯れるのを見に来たわけではない...
谷譲次 「踊る地平線」
...小犬が断末魔の悲鳴をあげてゐる...
種田山頭火 「旅日記」
...その濕(ぬ)れた小犬を山の上の掛茶屋の柱に鎖で繋いでおいて...
田村俊子 「木乃伊の口紅」
......
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...小犬を埋めたしるしの石を見て呆然(ぼうぜん)としてしまったのだった...
長谷川時雨 「木魚の配偶」
...私はイギリスの子供たちも、雀や、兎や、小猫や、小犬に、よくいたずらをするのを知っています...
ジョナサン・スイフト Jonathan Swift 原民喜訳 「ガリバー旅行記」
...走り廻る小犬...
久生十蘭 「キャラコさん」
...くだんの小犬の立話を思ひ出したので...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「狂人日記」
...その小犬を探し出してくれた人には...
ニコライ・ゴーゴリ 平井肇訳 「鼻」
...夜寒の門の外で小犬の啼いてゐる景色が...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...ヒュンと小犬のように泣き出して...
三好十郎 「殺意(ストリップショウ)」
...これは「大馬と小犬」の演技が初まっているので...
夢野久作 「暗黒公使」
...馬と小犬は道化役者(ピエロ)を楽屋口の柱の上に追い上げると又...
夢野久作 「暗黒公使」
...「よしよし、よしよし……」喜村は、ポケットのなかの小犬を、そういいながらあやしていたが「仕様がないな、東京に来たせいか、とても神経質になっちまったよ――」「だからお止しなさい、っていったのに――、汽車で見つかっても知らないわよ」「大丈夫さ――、たぶん」小犬は、まだくーん、くーんと鳴いていた...
蘭郁二郎 「睡魔」
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