...其源は渓間の小流のみ...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...燐寸(マッチ)の燃えさしは路傍の小流(こながれ)に落したが...
泉鏡花 「遺稿」
...山清水の小流(こながれ)のへりについてあとを慕いながら...
泉鏡花 「唄立山心中一曲」
...ところどころでちよろ/\小流(こながれ)が出来てゐた...
相馬泰三 「新らしき祖先」
...時はわたしが釣りに行く小流れにすぎない...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...その一部を苔むす果樹はかがやく小流れにゆずるその流れの住人は滑りはしるジャコウネズミと矢のようにおよぎまわるすばやいマス...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...アケルス河の小流れを渡るとすぐのところに...
谷譲次 「踊る地平線」
...綺麗な小流を跨(また)いで...
田山録弥 「百日紅」
...小流れのせせらぎもする楽しいそこの小庭に...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...崖(がけ)をおりて停車場のほうへ行く道ばたには清らかな小流れが音を立てて流れていた...
寺田寅彦 「写生紀行」
...門の小流れの菖蒲(しょうぶ)も雨にしおれている...
寺田寅彦 「竜舌蘭」
...やがて小流れに石の橋がかゝつてゐて...
永井荷風 「里の今昔」
...水のきれいな小流れが...
中里介山 「大菩薩峠」
...いくつもの小流れや石原を越(こ)えて...
宮沢賢治 「鹿踊りのはじまり」
...その小流れはつつじの茂りで隠されて了つて...
室生犀星 「名園の落水」
...染川まことに小流なり...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...スチュワート河の本流が小さくなつてついに小流となるところまで進み...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
...八助が寺の小流(ささなが)れで洗いあげた作り身などが添えられて出る...
吉川英治 「江戸三国志」
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