...各地に「小法師さん」と呼ばれる、七大寺の信仰を受け継いだ人々がいます...
...あの弁信という奇怪な小法師を取放してしまったことが...
中里介山 「大菩薩峠」
...あのこまっしゃくれたお喋(しゃべ)り小法師はこの際どうしている...
中里介山 「大菩薩峠」
...暖簾名の「小法師甲斐」を継ぐことだけは遠慮しておりました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...小法師の跡取りになれるのまで棒に振らせながら...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...兄哥も付き合ってくれ」平次は猪之吉を先に立てて室町の小法師甲斐に乗込みました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...私はどうしようもないじゃありませんか」「小法師で何とか手当をしてくれるだろうよ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...いったん小法師を立出でました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...室町の小法師に帰って来たのは...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...自分はお小夜の歓心を買って小法師の跡を襲(つ)いだ上...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...起上り小法師をころがす様に...
平出修 「逆徒」
...お溜(たま)り小法師(こぼし)があるもんか...
広津柳浪 「今戸心中」
...それも余が如き力量もなく妖術も弁へぬ小法師に従うてゐるのか...
牧野信一 「闘戦勝仏」
...私たちも悲しみの前には蹴られても蹴られても直ぐ起きあがる「起き上り小法師(タムブラア)」に成りませう...
牧野信一 「〔婦人手紙範例文〕」
...覚一小法師の身の上ばなしに...
吉川英治 「私本太平記」
...ふいに一人の小法師が立って答えた...
吉川英治 「私本太平記」
...思わずその小法師の方へ...
吉川英治 「私本太平記」
...――ちょうど、覚一小法師が、扇ヶ谷家の留守をほしいままにして、大原御幸の一曲を母に聴かせていた、同じ宵頃のこと...
吉川英治 「私本太平記」
...まあ……そんなことはどうでもいい、訊きたいのは、別儀でもないが、その小法師が、近いうちに、入壇いたして、大戒を授かるとかいう噂がもっぱらにあるが、嘘だろうな」「さあ?」「ほんとか」「ありそうなことに存じます...
吉川英治 「親鸞」
便利!手書き漢字入力検索