...溜飲(りゅういん)の下がるような小気味よさが小おどりしつつ走(は)せめぐった...
有島武郎 「或る女」
...小気味よさそうに...
犬田卯 「橋の上」
...あらゆる旧物を破壊して根底から新文明を創造しようとした井侯の徹底的政策の小気味よさは事毎に八方へ気兼(きがね)して※咀逡巡(しそしゅんじゅん)する今の政治家には見られない...
内田魯庵 「四十年前」
...ところもあろうに額の真中へ刻印を捺(お)されたことの小気味よさを喜ばないわけにはゆかないが...
中里介山 「大菩薩峠」
...小気味よさに堪えかねて来る長崎屋...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...自分のすきでない共産党や共産党員がやっつけられるという小気味よさにだまされて...
宮本百合子 「新しい抵抗について」
...ハッハッハ」主任は小気味よさそうに高笑いしている...
宮本百合子 「刻々」
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