...小気味よく風に流されて行く...   
有島武郎  「生まれいずる悩み」 
......   
伊東静雄  「わがひとに与ふる哀歌」 
...未荘の人は大抵みな小気味よく思いながら恐慌を来(きた)した...   
魯迅 井上紅梅訳 「阿Q正伝」 
...その男どもをステンステンと小気味よく投げ飛ばすというような「夢」を夢見たら...   
高見順  「如何なる星の下に」 
...まことに小気味よく歩調だか口調だかそろっているようだが...   
太宰治  「徒党について」 
...初めのうちこそ生活の単調を小気味よく破ってくれもし...   
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「犬を連れた奥さん」 
...私は小気味よく眺めやった...   
豊島与志雄  「或る男の手記」 
...小気味よく混じり合ってる性質だった...   
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」 
...旅の憂(う)さをすっかり忘れて小気味よく...   
中里介山  「大菩薩峠」 
...心のうちで多少それを小気味よく感じた彼女も...   
夏目漱石  「明暗」 
...処女の肉(ししむら)に小気味よく鳴ると...   
野村胡堂  「銭形平次捕物控」 
...賀奈女には小気味よく捨てられて...   
野村胡堂  「銭形平次捕物控」 
...さては一と口申込んで小気味よく弾かれたろう」「へッ...   
野村胡堂  「銭形平次捕物控」 
...いかにも小気味よく言ってのけられたではないか...   
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」 
...小気味よく一矢を報いたのはヴォルテールである...   
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」 
...小気味よく丈夫だ...   
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」 
...小気味よく申すことでしょう...   
吉川英治  「新書太閤記」 
...――それで画が小気味よく統一せられている...   
和辻哲郎  「院展遠望」 
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