...或小橋を渡る手前で...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...」小橋氏は同胞(きやうだい)に礼をいふ心持で一寸帽子の鍔(つば)に手をかけて別れようとした...
薄田泣菫 「茶話」
...或る農夫の悦び・植ゑた田をまへにひろげて早少女の割子飯・田植もすましてこれだけ売る米もあつて・足音は子供らが草苺採りにきたので・夕凪の水底からなんぼでも釣れる・露けき紙札『この竹の子は竹にしたい』・ほんとにひさしぶりのふるさとのちしやなます(改作再録)山口後河原風景・おいとまして葉ざくらのかげがながくすずしく木かげがあれば飴屋がをれば人が寄つて・ま夏ま昼の火があつて燃えさかる大橋小橋...
種田山頭火 「其中日記」
...遊ぶ所が無くて小橋で貝を掘ったり...
直木三十五 「大阪を歩く」
...――江戸でも高名な小橋屋だが」「あとは貸金でございます...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...――兎も角小橋屋小左衞門は近頃の分限者(ぶげんしや)だ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...小橋屋小左衞門が一生人に憎まれながら...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...伊三どん少し話があるが――と誘ひ出しました」「小橋屋の番頭といふと...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...江戸川に架せられてゐる小橋の一つに小桜橋の名の存するのは...
正岡容 「巣鴨菊」
......
山川登美子・増田雅子・與謝野晶子 「恋衣」
...今や小橋与力の腰が折れるのを認めた...
山本周五郎 「山彦乙女」
...まず小橋与力に会釈し...
山本周五郎 「山彦乙女」
...小橋(こばし)と色色(いろいろ)に塗つた美しい船との多いのが他(た)に見られない景色である...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...狭い渓へかかっている小橋がある...
吉川英治 「三国志」
...小橋(こばし)三十六間(けん)...
吉川英治 「神州天馬侠」
...「小橋(おばせ)と玉造村(たまつくりむら)の間です」と答えた...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...小橋っ」「御池っ」と朋友の名を...
吉川英治 「宮本武蔵」
...小橋の上から覗いてみると...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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