...その拍子にひょっとこの小柄な体は...
芥川龍之介 「ひょっとこ」
...小柄な体躯にきっちり調和する衣服の上品さと美麗さ...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...頭の円い小柄な小僧の十余りなのがぽつんと見える...
泉鏡花 「絵本の春」
...男装の女らしい小柄な犯人の外に...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...六十ばかりの小柄な婦人だが...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...痩せて小柄な男であったが...
太宰治 「火の鳥」
...小柄な男が蛇の目傘を畳みながら入つて来た...
田中貢太郎 「蛾」
...小柄なそこの妻女(さいじょ)は玄関の口に立って知己(しりあい)の人と話していた...
田中貢太郎 「女賊記」
...小柄な、きゃしゃな、女の姿であります...
中里介山 「大菩薩峠」
...小柄な彌太八の後から...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...その中にたいへん小柄な女が立っていた...
久生十蘭 「黒い手帳」
...ことに、小柄なコヨは、チョコチョコと歩くので、下駄の音が必要以上にひびく...
火野葦平 「花と龍」
...小柄なのと、簡単にまとめただけのその髪型のせいだったかもしれない...
山川方夫 「愛のごとく」
...娘は小柄な躯(からだ)ではあるが...
山本周五郎 「青べか物語」
...「おそかったな」と痩せた小柄な男が云った...
山本周五郎 「ひとでなし」
...固肥(かたぶと)りの小柄な男だった...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...チョコチョコと跟(つ)いて来る小柄な男は...
夢野久作 「オンチ」
...気ままそうな小柄な身体の持ち扱いながらも...
横光利一 「旅愁」
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