...「一人は非常に小柄な...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...すると、お先走りらしい、小柄な雀が一羽、木の上から早口に答へた...
薄田泣菫 「独楽園」
...その人というのは小柄な人で...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...それは己の下宿のすじむこうの雑貨店の二階から裁縫学校へ通っている小柄な色の白い女であった...
田中貢太郎 「牡蠣船」
...小柄な義兄と並んで歩くと姉の方が高く見えるくらいであったが...
谷崎潤一郎 「細雪」
...小柄な幾の肩姿が眼に浮び気の毒な感じがしたが...
田畑修一郎 「鳥羽家の子供」
...」と小柄な男は声を上げて...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「蒼炎石」
...小柄な婦人が掛けている...
外村繁 「落日の光景」
...四十歳をすぎた小柄な女だった...
豊島与志雄 「非情の愛」
...それを白雲が見ると、小柄な、色白の、まだ年の若い一人の武士であります...
中里介山 「大菩薩峠」
...小柄な、きゃしゃな、女の姿であります...
中里介山 「大菩薩峠」
...神経質らしい小柄な美少年で...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...男つ振りが好いのと小柄なので十七八にしか見えませんが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...小柄な頭の禿(は)げた亭主らしい男が出て来た...
林芙美子 「浮雲」
...一緒に英国に連れてきた妻は上品、妖精似、小柄な金髪で、無邪気さを知性で覆い、小魚のようにすばしこくて目先が利いた...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部」
...小柄な住職は、少し黄ばんだ白髯をしごきながら、信州辯で喋つた...
水上瀧太郎 「山を想ふ」
...それはすまなかったとは云っておりましたが……どうも――」小商人風の小柄な父親はセルの前をパッとひろげ襦袢を見せて椅子の端にかけ...
宮本百合子 「刻々」
...色白の小柄なからだつきはいかにもひ弱そうにみえるが...
山本周五郎 「城を守る者」
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