...小松殿恩顧の侍(さむらひ)なるが...
高山樗牛 「瀧口入道」
...然(さ)れば小松殿も時頼を末(すゑ)頼母(たのも)しきものに思ひ...
高山樗牛 「瀧口入道」
...小松殿の御事は云ふも更なり...
高山樗牛 「瀧口入道」
...やがて一間(ひとま)を出で立ち給ふ小松殿...
高山樗牛 「瀧口入道」
...第十二一穗(すゐ)の燈(ともしび)を狹みて相對(あひたい)せる小松殿と時頼...
高山樗牛 「瀧口入道」
...腕(うで)叉(こまぬ)きて小松殿の門(かど)を立ち出でし瀧口時頼...
高山樗牛 「瀧口入道」
...日に増し重(おも)る小松殿の病氣(いたつき)...
高山樗牛 「瀧口入道」
...折から一人の青侍(あをざむらひ)廊下に手をつきて、『齋藤左衞門、只今御謁見を給はりたき旨願ひ候が、如何計らひ申さんや』と恐る/\申上ぐれば、小松殿、『是れへ連(つ)れ參れ』と言ふ...
高山樗牛 「瀧口入道」
...ありし昔の瀧口が此君(このきみ)の御爲(おんため)ならばと誓ひしは天(あめ)が下に小松殿只(たゞ)一人...
高山樗牛 「瀧口入道」
...小松殿の墓所(ぼしよ)指(さ)して立去りし頃は...
高山樗牛 「瀧口入道」
...その後加茂の川原や、小松殿、勝尾寺(かちおでら)、大谷など、その住所は改まるとも勧化(かんげ)怠りなく遂に末法相応浄土念仏(まっぽうしょうおうじょうどねんぶつ)が四海のうちに溢るるに至った...
中里介山 「法然行伝」
...法然が小松殿の御堂に在(あ)った時...
中里介山 「法然行伝」
...「右大将小松殿の御内(みうち)でも...
吉川英治 「親鸞」
...すでに、小松殿も、それをお気づきある以上は、もはや、事を挙げても、成就(じょうじゅ)せぬことは、火をみるよりも、瞭(あきら)かです...
吉川英治 「親鸞」
...「小松殿を呼んでこい」と...
吉川英治 「源頼朝」
...これへ小松殿がお見えになられますぞ――と...
吉川英治 「源頼朝」
...徹(てっ)しておやりなさるご気性にも似あわぬことだ」「池の禅尼や小松殿のお口添えによるというが...
吉川英治 「源頼朝」
...小松殿の薔薇園(しょうびえん)だの平相国入道(へいしょうこくにゅうどう)の館(やかた)だのが甍(いらか)をならべていた平家繁昌の頃から...
吉川英治 「宮本武蔵」
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