...日は小斎の障子一杯に射して...
石井研堂 「元日の釣」
...自分の室にあてがわれた門の側の小斎へ入った...
田中貢太郎 「金鳳釵記」
...彼は小斎の前の壁にもたれて立っていた...
田中貢太郎 「金鳳釵記」
...興哥は翌日下男から渡してもらおうと思って、その釵を持ったままで引返して、小斎の中へ入り、燈をつけて拾った釵をその光に見直した...
田中貢太郎 「金鳳釵記」
...断食と小斎日と四旬節の精進とがいっしょに来たような場合にあった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...朝掃小斎迎早春」と云つてある...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...さても今どきにめずらしいご忠節」それから老翁はことごとく関羽に心服して自分の小斎(こべや)に招き...
吉川英治 「三国志」
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