...一人(ひとり)の可愛(かわい)らしい小娘(こむすめ)がそこへ現(あら)われました...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...今は小娘のようにさめざめと泣きだすもの...
江戸川乱歩 「影男」
...貰(もら)い子(ご)の小娘を手かけに負(おぶ)って...
徳田秋声 「あらくれ」
...それから自身によく肖(に)た太々(ふてぶて)しい容子をした小娘(こむすめ)のお銀を...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...――栗色の髮をした小娘で...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...いっそのこと川へでも飛びこんだほうがましだくらいに思いつめている十六や七の小娘に...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...小娘が運ぶ膳部には川の肴(さかな)に一陶の山酒をさえ供えてある...
中里介山 「大菩薩峠」
...この小娘――見かけよりは賢くて慎み深い祭の口を開かせるのは...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...小娘のゆかりに案内されて乘り込んで來たのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...小娘みたいな夢をみるのはやめたがいゝ...
林芙美子 「浮雲」
...まるで十七八の小娘のやうに他愛のない女心になつてゐるのが久江には口惜しかつた...
林芙美子 「夜福」
...こんな大げさな眞似をする小娘のうるささ...
三好十郎 「肌の匂い」
...よその小娘にもやれば...
柳田国男 「母の手毬歌」
...「昨夜の小娘――棗(なつめ)と申したな――あの小むすめはどうしておるな」「一室にふさぎこんでおりまする」「朝餉(あさがて)は」「与えました」「逃げもせぬのか」「は...
吉川英治 「私本太平記」
...七になる親戚の小娘が...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...そして美しい小娘だった...
吉川英治 「親鸞」
...どことなくそんな素質の小娘だった...
吉川英治 「旗岡巡査」
...さっきの小娘と、家の者とが、何か、ささやき合っているらしく思える...
吉川英治 「宮本武蔵」
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