...「小天狗」に化けた子供が公園で遊んでいた...
...入江さんには、少しおせっかいなところがあるので、ことあるごとに「小天狗さんになって人々を見て回ってほしい」と言われます...
...子供たちは、オオカミや小天狗、キツネなどに変身して、夢中で遊んでいた...
...最近、小天狗になったように、よく人をからかって遊んでいる...
...子供の頃、自分は小天狗であると信じて疑わなかった...
...稲生の小天狗と云われていた...
田中貢太郎 「魔王物語」
...「大山阿夫利山(あふりさん)大権現、大天狗小天狗、町内の若い者」そこで米友が馬に乗ると、彼等は以前に、しおれきった小坊主をむりやりに人形に奉って来た時よりは、一層の人気を加えて、再び踊り熱が火の手を加えて、「大山大聖不動明王、さんげさんげ六根清浄(ろっこんしょうじょう)、さんげさんげ六根清浄」こうして新手(あらて)を加えた踊りの一隊は、小塚原を勢いよく繰出しました...
中里介山 「大菩薩峠」
...また千葉の小天狗栄次郎殿や...
中里介山 「大菩薩峠」
...千葉周作の次男栄次郎を小天狗と称して...
中里介山 「大菩薩峠」
...小太刀(こだち)をとっては小天狗といわれる名人なんです...
中里介山 「大菩薩峠」
...小天狗とはよく言ったもので...
中里介山 「大菩薩峠」
...それに従う問題の小太刀の小天狗...
中里介山 「大菩薩峠」
...あのやさ男で小天狗と言われた沖田総司という先生でもいいし...
中里介山 「大菩薩峠」
...じまん話をかいていると、つかれるぜ」ふりかえると、カッパ小僧、大天狗、小天狗、官女、ロクロッ首、見越の入道、さながら相馬(そうま)の古御所の妖怪変化が、うしろから、横から、もりあがるように重なりあって、八畳の部屋いっぱいに、ひしめくのです...
野村胡堂 「幻術天魔太郎」
...大天狗(だいてんぐ)小天狗のその中で...
野村胡堂 「胡堂百話」
...かつて信仰は地上にあつたでうすはいすらええるの野にござつて惡しき大天狗小天狗を退治なされた...
萩原朔太郎 「蝶を夢む」
...小天狗(こてんぐ)といわれた...
山本周五郎 「五瓣の椿」
...方々の小天狗共を凹(へこ)ませては...
夢野久作 「鼻の表現」
...九州では彦山の豊前(ぶぜん)坊、四国では白峯の相模坊、大山(たいせん)の伯耆(ほうき)坊、猪綱(いのつな)の三郎、富士太郎、大嶺の善鬼が一統、葛城天狗、高間山の一類、その他比良岳、横川岳、如意ヶ岳、高尾、愛宕の峯々に住む大天狗の配下に属する眷属(けんぞく)は、中天狗、小天狗、山水天狗、独天狗、赤天狗、青天狗、烏天狗、木(こ)っ葉(ぱ)天狗といったようなもの共で、今日でも盛んに江湖専門の道場を開いて天狗道を奨励し、又は八方に爪を展(の)ばし、翼を広げて、恰(あたか)も大道の塵(ちり)の如く、又は眼に見えぬ黴菌の如く、死ぬが死ぬまでも人間に取り付いております...
夢野久作 「鼻の表現」
...大天狗、小天狗、無数の天狗がみな火となって、黒風に翔(か)けまわり、その火が落ちて、火神の御社が、忽ちまた団々たる炬火(きょか)となる...
吉川英治 「新書太閤記」
...国々の大天狗小天狗が会合している夜だと...
吉川英治 「源頼朝」
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