...タグチの『支那開化小史』を読んで...
津田左右吉 「学究生活五十年」
...『年少誤懷天下憂・時々深夜聞レ鷄起・半生事業何所レ成・抂向二燈前一編二小史一』彼は眞正の文學の偉大を(時代が時代ゆゑ)分らないのである...
土井晩翠 「新詩發生時代の思ひ出」
...近代で最も先駆的な段階は恐らく田口鼎軒氏の『日本開化小史』などに見られるだろう...
戸坂潤 「最近日本の科学論」
...この書の出來る前に矢張り會津の人で北原雅長といふ人が「守護職小史」といふものを書いたことがある...
内藤湖南 「維新史の資料に就て」
...明治初年西田春耕(しゅんこう)と云う文人画家は嗜口小史(しこうしょうし)を著して当時知名の士の嗜み食うものを説明した...
永井荷風 「砂糖」
...時恰大正己未の年夏六月滅法鰹のうめい頃荷風小史識...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...自叙体の主人公をば遊子(ゆうし)とか小史とか名付けて...
永井荷風 「夏の町」
...田口卯吉(たぐちうきち)著『日本開花小史』につぎのように書いてある...
蜷川新 「天皇」
...頓首拝白明治十五年九月六日仏国巴黎府 博文松方賢台」七 (九五ページ)田口卯吉著『日本開化小史』(一〇八―一〇九ページ)「然るに此等の武夫が...
蜷川新 「天皇」
...* 彼は小泉八雲全集の他に「平家物語」「日本開化小史」「利根川圖志」などを讀んでゐたさうである...
堀辰雄 「萩原朔太郎」
...ちぬの浦浪六涙香小史が小説飜譯のたぐひも...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...涙香小史の翻訳(ほんやく)などなり...
森鴎外 「みちの記」
...而して間もなく日本開化小史世に出でたり...
山路愛山 「明治文学史」
...吾人は日本開化小史に就て幾多の欠点を見たり...
山路愛山 「明治文学史」
...日本開化小史巻の四に於て日本文学の変遷を序述し...
山路愛山 「明治文学史」
...日本開化小史にも吾人は君が英雄崇拝の迹(あと)を見るを得ざる也...
山路愛山 「明治文学史」
...たしか島田三郎の「開國小史」ではないかと思ふが...
吉川英治 「折々の記」
...一段落を告げる「シュピオ」の終刊号に際して本誌の小史を述べ...
蘭郁二郎 「休刊的終刊」
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