...下足番の小冠者に過ぎまいと見ただけのものです...
中里介山 「大菩薩峠」
...一人の小冠者が走(は)せつけて来ました...
中里介山 「大菩薩峠」
...今のあの小冠者のタンカがおかしかったり...
中里介山 「大菩薩峠」
...この多事なる世界は日となく夜となく回転しつつ波瀾(はらん)を生じつつある間に我輩のすむ小天地にも小回転と小波瀾があって我下宿の主人公はその尨大(ぼうだい)なる身体を賭(と)してかの小冠者差配と雌雄(しゆう)を決せんとしつつある...
夏目漱石 「倫敦消息」
......
正岡子規 「俳人蕪村」
...拳(こぶし)に鷹をすえた小冠者も控えていた...
吉川英治 「私本太平記」
...一人の小冠者が狂奔して行き...
吉川英治 「私本太平記」
...ただ一人の小冠者(こかんじゃ)の影であった...
吉川英治 「私本太平記」
...「小冠者」疋田小伯は...
吉川英治 「新書太閤記」
...この小冠者(こかんじゃ)を大将にかついでも...
吉川英治 「親鸞」
...――あの時の小冠者(こかんじゃ)頼朝が...
吉川英治 「親鸞」
...小冠者(こかんじゃ)に...
吉川英治 「日本名婦伝」
...小冠者は細心に、主君の肌へ火を点じていた...
吉川英治 「日本名婦伝」
...(――お熱くはないのかしら)と疑うように、小冠者はそっと、主君の肩ごしにその顔をのぞいてみた...
吉川英治 「日本名婦伝」
...子供らの傅人(もりと)に抱えられたという小冠者(こかんじゃ)である...
吉川英治 「日本名婦伝」
...その小冠者の姿だった...
吉川英治 「日本名婦伝」
...そう人目立つほどの衣裳ではない」旅の小冠者にはふさわしい派手派手しくない狩衣(かりぎぬ)だった...
吉川英治 「源頼朝」
...法師は、毛の生えた鉄拳を、ぬっと突出して、「小冠者、これが喰(く)らいたいのか」と、云った...
吉川英治 「源頼朝」
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