...「小使いさんに掃除を頼む」...
...「彼女は小使いさんから掃除の仕方を教えてもらった」...
...「小使いさんにお茶を出してもらった」...
...「小使いさんに荷物を持ってもらった」...
...「小使いさんが接客を担当している」...
...先生は靜かに由松を抱いて小使室へ行つて...
石川啄木 「足跡」
...』そして小使室に来ると...
石川啄木 「葉書」
...二三人の女生徒が小使室の方から出て來た樣子がしたので...
石川啄木 「二筋の血」
...時々(いらっしゃい、)と怒鳴って、下足に札を通して通学生を驚かす、とんだ愛敬もので、小使さん、小使さんと、有名な島山夫人をはじめ、近頃流行のようになって、独逸語をその横町に学ぶ貴婦人連が、大分御贔屓(ごひいき)である、と云う雑報の意味であった...
泉鏡花 「婦系図」
...塾の(小使)と云う壮佼(わかいもの)はどんなであろう...
泉鏡花 「婦系図」
...色(いろ)の褪(さ)めた徽章(きしやう)の附(つ)いてる軍服(ぐんぷく)を始終(ふだん)着(き)てゐるニキタと云(い)ふ小使(こづかひ)...
アントン・チエホフ Anton Chekhov 瀬沼夏葉訳 「六號室」
...入(はい)って来(き)たのはハバトフならぬ小使(こづかい)のニキタ...
アントン・チエホフ Anton Chekhov 瀬沼夏葉訳 「六号室」
...その下に建っていた小使室を潰していた...
田中貢太郎 「変災序記」
...小使はそのそばでせっせと草鞋(わらじ)を造っている...
田山花袋 「田舎教師」
...小使でも何でも構わない...
夏目漱石 「満韓ところどころ」
...お小使に頂くお銭(あし)の十倍位の価であつた...
新美南吉 「良寛物語 手毬と鉢の子」
...自分はいったん小使となった以上...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...と小使たちにたずねた...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「断食芸人」
...又小使銭取りの嘘だらうと思つてゐたわ...
三好十郎 「疵だらけのお秋(四幕)」
...私は小使室のところで「待っていてくれるように」と言われて...
室生犀星 「或る少女の死まで」
...もう末造は小使ではなかった...
森鴎外 「雁」
...午後六時以後は宿直の職員と小使の老夫婦以外には校門の出入を厳重に禁止している...
夢野久作 「少女地獄」
...船長が立て換へてくれる當座の僅かの先拂ひの小使であつた)...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
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