...君は小ざかしい邪魔者から毛糸の襟巻(えりまき)で包んだ顔をそむけながら...
有島武郎 「生まれいずる悩み」
...小ざかしい口達者な小利口ものになるわけです...
高神覚昇 「般若心経講義」
...小ざかしい魂胆があったのさ...
太宰治 「新ハムレット」
...「小ざかしい悪魔め!」「はははははは...
コナン・ドイル 三上於莵吉訳 「空家の冒険」
...あの小ざかしい片腕が...
中里介山 「大菩薩峠」
...小ざかしい人間の企図を思うまま弄殺(ろうさつ)してやろうと決心したかのように...
平林初之輔 「犠牲者」
...あんな小ざかしい...
平山蘆江 「大菩薩峠芝居話」
...小ざかしい」「帝を渡すか...
吉川英治 「三国志」
...「うぬ、小ざかしい、いいぐさ」その姿をチラと見て、まッしぐらにかけよってきた四天王(てんのう)の猪子伴作(いのこばんさく)は怒喝(どかつ)一番、「素浪人(すろうにん)ッ」さッと下から笹穂(ささほ)の槍(やり)を突きあげた...
吉川英治 「神州天馬侠」
...穴山梅雪(あなやまばいせつ)を討(う)ったという小ざかしい小幡民部というやつだな...
吉川英治 「神州天馬侠」
...小ざかしい」小六は飛び上がって...
吉川英治 「新書太閤記」
...「小ざかしい奴ッ」と吠えて...
吉川英治 「平の将門」
...彼らは実に小ざかしい...
ルナール Jules Renard 岸田国士訳 「博物誌」
...彼らは、実に小ざかしい...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「ぶどう畑のぶどう作り」
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