...普遍に對する憧憬は我等の實際的努力を導く力となる...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...今日においてわが国家を危殆に導くものは断じて知識偏重によるのではなく...
石原純 「社会事情と科学的精神」
...では案内しよう」博士は、今日は珍らしく事(こと)の外御機嫌斜(なな)めならず、両特使を引連れて、研究室へ導く...
海野十三 「共軛回転弾」
...支那の土崩瓦解は日本にとってほとんどその国家を怖るべき危害に導くべきものだ...
大隈重信 「三たび東方の平和を論ず」
... 410*二種の運命われをわが最期の途に導くと...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...文弱に導くものなり...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...之は私を唯物論へ導く働きをしたものの一つで...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...かえって人々を罪悪と誘惑に導くのみであると言って...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...それらのあわれな人々、神の子なる人々は、以来助ける人もなく、導く人もなく、隠れるに場所もなく、ただ風のまにまに散らばった、おそらく各自に別々に...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...言い換えれば脱走を導く橋や階段がついていた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...人を教へ人を導くは道歌に如(し)く者あるまじ...
正岡子規 「人々に答ふ」
...他人を信仰に導く宗教家は必ずしも絶對に懷疑のない人間ではない...
三木清 「人生論ノート」
...安心して幸福へと導く手に腕をまかせてよいと思ひます...
水野仙子 「響」
...それはますますこの地を奧深く導くところのそれで...
水野仙子 「道」
...三人の証人三人の博士が人類を導くということは不合理である...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...穀物の貨幣価格の騰貴は生産の増加に導くものと信じている(一〇六)第二の誤謬...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
...この会堂を管理している元仏僧に信者や児童を導く方法を教えた...
和辻哲郎 「鎖国」
...彼の内に内在して彼の理解を導くところの...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??