...先づ釋迦や基督の教に彼を導くであらう...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...また信ずべき理由の無いことを軽々しく信じたりすることの無い様に脳力の発達を導くのが...
丘浅次郎 「疑ひの教育」
...二マイルもの遠方から水路を導くのに一応の測量設計もしないでよくも匆急(そうきゅう)の素人仕事(しろうとしごと)で一ぺんにうまく成効したものだという気がした...
寺田寅彦 「映画雑感(4[#「4」はローマ数字、1-13-24])」
...改革もするし、退歩にも導く...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...情熱は幸福で純潔である時人を完全な状態に導く...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...こういう無数の人たちの要求を正しい方向に導くためには...
直木三十五 「大衆文芸作法」
...私は従順に単純に光の導くままに進む...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...僕はつまり性格に応じて人を導く術(すべ)を心得なかったのである...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...時には間違った観念の比較へ我々を導くことがある(蓋然性・可誤性)...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...その他の事物や事象に関する推断を導く理由を我々に与える事物はない...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...能力や必然的結合の観念を導くに違いないのである...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...西洋の諸大家が日新の説を唱えて人を文明に導くものを見るに...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...即ち存在の歴史性の認識に我々を導くであらう...
三木清 「唯物史観と現代の意識」
...我々の歴史哲學を導くものは辯證法的思想である...
三木清 「歴史哲學」
...その自然の欲望の導くがままにまかせ...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...だが現代の人々をこの心境に導くのはなかなか容易でない...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...美へ導く大道でないとする時...
柳宗悦 「工藝の道」
...都にと導くのです...
柳宗悦 「民藝とは何か」
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