...正しからぬ他人を導くべき唯一の道があることを知つてゐた...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...蜂の細い螫毛が導くのよりも多い訳だ...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...国難をして遂に収拾(しゅうしゅう)すべからざる状態に導くものである...
海野十三 「空襲葬送曲」
...又相手の人を其処(そこ)へ知(し)らず識(し)らず導くためにも...
谷崎潤一郎 「途上」
...その生活とそれを導く志向とに反応して...
津田左右吉 「歴史の矛盾性」
...官学派の導くままになっていた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...娘お袖の導くまゝについて行くと...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...自身を越えた推断を導く理由を我々に与え得るものは一切ない...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...就中(なかんずく)これを不正に導くものは家風に在りと断言して可なり...
福沢諭吉 「女大学評論」
...幸運な未來へ導くのに邪魔になるものは見えない...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...ひとつの終結的なる認識を導くためには既に十分である...
三木清 「唯物史観と現代の意識」
...彼は自分を導く宗教を持たないからです...
室生犀星 「愛の詩集」
...4800民を正道に導くただ一つの誠がどうしてここに発展して参りましょう...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...もし作家が彼らの事情を高価な製作に導くなら...
柳宗悦 「工藝の道」
...導く親切気のないものへ...
吉川英治 「江戸三国志」
...よろしくご指導ください」と...
吉川英治 「三国志」
...彼の内に内在して彼の理解を導くところの...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
...そうしてこの開展を導くものはこの開展の根源でありまた目的であるところの道得であるがゆえに...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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