...ちょっと尋常でない言葉のように思える...
高浜虚子 「俳句の作りよう」
...智謀胆略の尋常でないことが...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...今夜は自分の吹く簫の声が尋常でない...
中里介山 「大菩薩峠」
...相手が尋常でないから用心して...
中里介山 「大菩薩峠」
...その挙動が何となしに尋常でないことを想わせられてなりません...
中里介山 「大菩薩峠」
...尋常でないことがわかります...
中里介山 「大菩薩峠」
...いきなり飛び込んで來るさへ尋常でないのに...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...俺を無理に皇帝のいるところへ連れて行こうとしたあの態度(ポーズ)に何に尋常でないものがある...
久生十蘭 「魔都」
...その尋常でないと云ふ事柄が却て真理の街(ちまた)を教へる栞になるのだね...
エドガア・アルラン・ポオ Edgar Allan Poe 森林太郎訳 「病院横町の殺人犯」
...アデリンの態度から何か尋常でないことが起こったことを見抜いた...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...そこが尋常でない処であるといふのであつた...
正岡子規 「病牀六尺」
...しかも尋常でない朋輩(ほうばい)の死に女たちは嗚咽(おえつ)する者もあった...
松本泰 「宝石の序曲」
...すべて尋常でないことのように思われ...
山本周五郎 「薊」
...なにか尋常でないことがあったのではないか...
山本周五郎 「さぶ」
...兄のようすではなにか尋常でないことが起こるように思えました」「矢崎...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...顔色さえも尋常でないようです...
夢野久作 「死後の恋」
...この頃の手前役柄の入費が尋常でない事は...
夢野久作 「名君忠之」
...尋常でない画人の風戯であることはすぐわかる...
吉川英治 「雪村筆「茄子図」」
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