...平門の卿相十人の連署したる起請文を送りて...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...のみかけの酒を食道(しょくどう)の代りに気管(きかん)の方へ送って...
海野十三 「大使館の始末機関」
...普通のドラマでは到底(とうてい)出せないような新しい感覚的な娯楽放送を聴取者のラウドスピーカーに送ることが出来ように思っている...
海野十三 「『地球盗難』の作者の言葉」
...高商卒業生諸君を送る...
高浜虚子 「五百句」
...つつましやかに安楽に団欒(だんらん)しつつ余生を送ってる老士官の住居にふさわしいものだった...
中勘助 「結婚」
...まだ未完成の血球をどしどし血液中に送り出すようになり...
永井隆 「長崎の鐘」
...どうしてこんな案内状を自分に送ったのか...
夏目漱石 「行人」
...」飄々たる辻潤の酔態に微笑を送り...
林芙美子 「新版 放浪記」
...ハワースの牧師館から送つた手紙の紙面に溢れてゐる...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...済まないけれど送ってくれないか? 帰って貰わなきゃ家が困るからね...
細井和喜蔵 「女給」
...秘かな幾度かの送別宴にも...
牧野信一 「冬の風鈴」
...その笑い声に送られて...
正岡容 「圓太郎馬車」
...たよりなさそうにしているんで又私が送って行ってやって...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...手拭も一本お送りします...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...つつしみの日を送らなければならなかったので...
柳田国男 「母の手毬歌」
...四の五のいわずと都へ護送して...
吉川英治 「三国志」
...見送りに出た数名の側臣たちが...
吉川英治 「新書太閤記」
...水をかすめて飛び翻(かえ)る燕の白い腹を見送っていた...
吉川英治 「宮本武蔵」
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