...総べて極めて尊大に構へる病人がある...
丘浅次郎 「人類の誇大狂」
...映画館を出てからは、急に尊大に、むっと不気嫌になって、みちみち一言も口をきかない...
太宰治 「愛と美について」
...尊大にさえ見えるのであるが...
太宰治 「惜別」
...映画館を出てからは、急に尊大に、むっと不機嫌になって、みちみち一言も口をきかない...
太宰治 「ろまん燈籠」
...趣味は洗煉(せんれん)されまた尊大になっていた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...気位というものは往々人を尊大に導いて...
中里介山 「大菩薩峠」
...にわかに尊大に構え...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...前に見たことがあるかどうか言いなさい」ジェシが多少じろじろ見られても尊大に構えたのは...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...ポーソンを見て尊大にうなずいた...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「黄金薔薇」
...奴はますます尊大になりよった...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「道化玉座」
...尊大になるだけです...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...冷淡になり尊大になり...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「道化者」
...藤田は関流の大立物という地位を擁してともかく尊大に構えている...
三上義夫 「和算の社会的・芸術的特性について」
...」銭石山の視線が日本の急所を見透したかのように尊大になって笑い始めると...
横光利一 「上海」
...周瑜は尊大に構えて...
吉川英治 「三国志」
...裴緒は、尊大に構えて、「よろしい...
吉川英治 「三国志」
...法師武者は尊大に反(そ)りかえって...
吉川英治 「新書太閤記」
...さきの偽盲があわれなふりを装(よそお)ったのと反対に、この山伏は傲岸(ごうがん)な態度に出て、「それがしは聖護院印可(しょうごいんいんか)の優婆塞(うばそく)で、京都因幡堂(いなばどう)に住す金井坊(きんせいぼう)というものである」と、云い、訊問にたいしても、尊大にかまえ、「真夜半(まよなか)あるくは、山伏のならいだ...
吉川英治 「新書太閤記」
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