...尊卑{分ける/を区別する}: 社会的地位や役割などを分ける...
...尊卑{意識/の差}: 社会的地位差、階層差などを意識する...
...尊卑{逆転/する}: 地位や価値が逆転すること...
...尊卑{違反/する}: 尊重すべきものを軽視したり、軽んじたりすること...
...尊卑{関係/を築く}: 上下関係に基づく社会的な関係を構築すること...
...情實なく謙遜なく主客なく長幼なく尊卑なく先輩もなければ後輩もない...
伊藤左千夫 「竹の里人 一」
...生死尊卑の別はあれど...
大町桂月 「夜の高尾山」
...少しもその間に貴賤尊卑の区別がない...
丘浅次郎 「理想的団体生活」
...至善(しぜん)の大道(たいだう)と遊芸(いうげい)の小技(せうぎ)と尊卑(そんひ)の雲泥(うんでい)は論におよばざれども...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...尊卑分脈に従五位上左近少将と肩書がしてあって...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...尊卑分脈以外のもので滋幹に関した記事を拾えば...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...其俗國大人皆四五婦、下戸或二三婦、婦人不淫、不忌、不盜竊、少諍訟、其犯法、輕者沒其妻子、重者滅其門戸及宗族、尊卑各有差序、足相臣服、收租賦、有邸閣、國國有市、交易有無、使大倭監之...
陳壽 「魏志倭人傳」
...尊卑有レ差...
内藤湖南 「卑彌呼考」
...「それは無論です、日蓮が朝廷貴紳の寵児(ちょうじ)でなく、東国の野人であることを、いまさら洗い立てをする必要がどこにあります、そんなことは比較になりません、比較したって、なにも、少しも両者の優劣、尊卑、大小に関係したことじゃありません」「まだ結論に行っているわけではありません、単に、逐一(ちくいち)比較してみようとしているだけのものですから、そのつもりでお聞き下さい」二二人は談論に我を忘れて、九十九里の浜辺に馬を歩ませて行きました...
中里介山 「大菩薩峠」
...もう貴賤も尊卑もない...
シモン・ニューコム 黒岩涙香訳 「暗黒星」
...性を異にするも其間に高低尊卑の差なし...
福沢諭吉 「女大学評論」
...尊卑はただ政府中...
福沢諭吉 「学問の独立」
...尊卑(そんぴ)階級のことに在り...
福沢諭吉 「旧藩情」
...この事世に誤り伝へられ鉄幹子規不可(ふか)並称(へいしょう)の説を以て尊卑(そんぴ)軽重(けいちょう)に因(よ)ると為すに至る...
正岡子規 「墨汁一滴」
...あながち尊卑を其間に置かざりしにはあらざるべし...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...尊卑ノコトナルハ...
吉川英治 「三国志」
...そして子孫は朝廷に仕えてきたが「尊卑分脈」でみると...
吉川英治 「私本太平記」
...得失・毀誉(きよ)・尊卑・上下のどういふ場合にも異色を容(い)れず...
吉野秀雄 「ひとの不幸をともにかなしむ」
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