...青銅の惜字塔(せきじとう)だの(支那人は文字を尊ぶ故...
芥川龍之介 「北京日記抄」
...我輩の先生を尊ぶゆえんも此処(ここ)である...
大隈重信 「福沢先生の処世主義と我輩の処世主義」
...自分等は実力よりも形式を尊ぶ人間であると吹聴して居る様なもので...
丘浅次郎 「落第と退校」
...○尊ぶと惜しむとは違ふ...
種田山頭火 「其中日記」
...この人殊(こと)の外神道を尊び 天朝を尊ぶ人なり...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...仲弓などを尊ぶ傾きが見え...
内藤湖南 「支那目録學」
...あなた方に尊ぶことは...
夏目漱石 「無題」
...これを尊ぶの精神はすこぶる欠如しているのではないかと思われる...
三上義夫 「文化史上より見たる日本の数学」
...しかるに理論を実践よりも尊ぶところのかくのごとき人間解釈は...
三木清 「科学批判の課題」
...またこれを族霊として尊ぶ民に凶事を知らさんとて現わるる故(ゴム...
南方熊楠 「十二支考」
...かく忌み嫌わるるもの故諸獣を神とし尊ぶ例多きも鼠を拝む例は少ない...
南方熊楠 「十二支考」
...その光輝ある名・その目的・その人類を益しようとする抱負・はもちろん尊ぶけれども...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...祖先を尊ぶべきことを説きました...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...後者をのみ尊ぶ風習を醸(かも)しました...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...そうして誰々の作ということを尊ぶようです...
柳宗悦 「民藝とは何か」
...肩の相――肩相(けんそう)というものをたいへん尊ぶ...
吉川英治 「新書太閤記」
...日頃より崇(うやま)い尊ぶ御神の御前にて...
吉川英治 「源頼朝」
...価値高きものを尊ぶことを知らねばならぬ...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
便利!手書き漢字入力検索