...然れども簡を尊ぶは滔々たる時代の風潮なり...
芥川龍之介 「文部省の仮名遣改定案について」
...ジョリイの尊ぶ可き著述『日本の芸術に於る伝説』には...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...死んだ人間を尊ぶのは...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...然らば自然を尊ぶからとて...
大隈重信 「現代の婦人に告ぐ」
...一條禪閤兼良なども其點は認めて居るやうでありまして「佛法を尊ぶべき事」と書いてある箇條の中に...
内藤湖南 「應仁の亂に就て」
...成人の後大(おおい)に感憤して書いたものなりとてまたあながち尊ぶには及ばぬなり...
永井荷風 「小説作法」
...一人一人の生命は尊ぶべきものである...
永井隆 「長崎の鐘」
...況(いわ)んや朝廷を尊ぶべき大義を知り...
中里介山 「大菩薩峠」
...そのように尊ぶ事件であつたろうか...
蜷川新 「天皇」
...上帝室を尊ぶと曰(い)はざるに非ず...
蜷川新 「天皇」
...しかるに理論を実践よりも尊ぶところのかくのごとき人間解釈は...
三木清 「科学批判の課題」
...またこれを族霊として尊ぶ民に凶事を知らさんとて現わるる故(ゴム...
南方熊楠 「十二支考」
...同じように珍奇・稀少・高価・を尊ぶ心から...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...ああいうせっぱつまったときにあらわれる最も尊ぶべき徳のしるしと言えば...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...祖先を尊ぶべきことを説きました...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...越前が尊ぶのは、やはりそこです...
吉川英治 「大岡越前」
...武士(ぶし)は名を尊ぶ...
吉川英治 「宮本武蔵」
...従って賢を尊ぶのも色をあなどるのも...
和辻哲郎 「孔子」
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