...土蛮の生殖器を尊ぶが如くなるは殆ど恐怖主義者と同一なり...
芥川龍之介 「文部省の仮名遣改定案について」
...然れども簡を尊ぶは滔々たる時代の風潮なり...
芥川龍之介 「文部省の仮名遣改定案について」
...自分も事実よりは理想を尊ぶのだと信じようとしてゐるのですね...
アルチバシェッフ・ミハイル・ペトローヴィチ Artsybashev Mikhail Petrovich 森林太郎訳 「笑」
...心に尊ぶ価値があるのだということだ...
ジェイムズ・アレン James Allen 大久保ゆう訳 「朝に想い、夜に省みる」
...私は私なりのものを尊ぶので...
伊東静雄 「わがひとに与ふる哀歌」
...死んだ人間を尊ぶのは...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...僕はいわゆる日本趣味を尊ぶと同時に...
高村光太郎 「緑色の太陽」
...私が小説製作上實在を尊ぶのは...
田山録弥 「踏査」
...土と自然とを尊ぶところの「土の哲学」に立つ「厚生主義社会」こそ日本の現実が向って進むべき理想でなければならぬということになる(二四〇頁)...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...*39ヴァレリイと共に、僕は明さを尊ぶ、と言おう...
原口統三 「二十歳のエチュード」
...そのこれを尊ぶや...
福沢諭吉 「学問の独立」
...またこれを族霊として尊ぶ民に凶事を知らさんとて現わるる故(ゴム...
南方熊楠 「十二支考」
...雄々しく粘り強い力を愛し尊ぶ不撓不屈な心のいたすところである」と...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...「どんな悪も尊ぶべきものではない...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...西洋では「無地の美」を味い尊ぶ習慣が少い...
柳宗悦 「民藝四十年」
...鋳たらの字終に目を尊ぶの習を免れず...
山路愛山 「詩人論」
...之なくんば尊ぶに足らざる也...
山路愛山 「明治文学史」
...また涙を尊ぶ時代が現われるのである...
和辻哲郎 「世界の変革と芸術」
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