...物のいのちを生かし、物の徳を尊ぶ心、それが芸術であり道徳であり、宗教でもある...
種田山頭火 「其中日記」
...そもそもまた人を知り機を見ることを尊ぶ...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...少しも尊ぶに足らず...
内藤湖南 「章學誠の史學」
...成人の後大(おおい)に感憤して書いたものなりとてまたあながち尊ぶには及ばぬなり...
永井荷風 「小説作法」
...そのように尊ぶ事件であつたろうか...
蜷川新 「天皇」
...これはもと欧亜諸国に広く行わるる白馬を尊ぶ風から出たらしい...
南方熊楠 「十二支考」
...いやしくも馬ある国には必ず白馬を尊ぶ...
南方熊楠 「十二支考」
...また乳房の大きいことを大いに尊ぶ...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...本宗として崇め尊ぶなり...
箭内亙訳註 「國譯史記列傳」
...吾々が固有のものを尊ぶということは...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...稀有な美術品をのみ尊ぶ習慣は...
柳宗悦 「美の国と民藝」
...お前の尊ぶべき兄弟である崇礼門(南大)は城壁から孤立され...
柳宗悦 「民藝四十年」
...西洋では「無地の美」を味い尊ぶ習慣が少い...
柳宗悦 「民藝四十年」
...吾人(われら)は思想の自由を尊ぶが故に信条を掲げて以て去就を明かにせんとする也...
山路愛山 「信仰個条なかるべからず」
...聖禮を尊ぶやうに育てられて來た...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
...家紋は武士がもっとも尊ぶものでした...
吉川英治 「江戸三国志」
...兵は機を尊ぶ...
吉川英治 「三国志」
...日頃より崇(うやま)い尊ぶ御神の御前にて...
吉川英治 「源頼朝」
便利!手書き漢字入力検索