...無数の人間が徒(いたず)らに尊い血を流した...
芥川龍之介 「素戔嗚尊」
...さればこそ「藝術は人生より尊い」のである...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...いかにさもしくとも力なくとも人間は人間であることによってのみ尊い...
有島武郎 「惜みなく愛は奪う」
...それがとても口には出せないほど尊いものになっていた...
有島武郎 「星座」
...修繕具その他……すべて過去における大沢小屋籠りと針ノ木付近の山岳のスキー登山とから来た尊い経験が...
石川欣一 「山を思う」
...両氏の強いあの意気組みと尊い熱情に私は人しれず尊敬の念を捧げてゐた一人で御座います...
伊藤野枝 「編輯室より(一九一四年一一月号)」
...しかしただ古い物ばかりが尊いとする人々の言(げん)を容(い)れて...
上田敏 「『新訳源氏物語』初版の序」
...博士の生命によって買われた無上の尊いものである」操縦者の乗っていないロケットは...
海野十三 「ある宇宙塵の秘密」
...彼らみずからの工業主義の尊い産物である絵入りの定期刊行物をながめるほうが...
岡倉覚三 村岡博訳 「茶の本」
...ここでは最も尊い懺悔の一節だけを記すことにします...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...何々学院の何々女史とでもいつたやうな者が「子供の純真性は尊い」などと甚だあいまい模糊たる事を憂ひ顔で言つて歎息して...
太宰治 「純真」
...尊いお方に僕たちの命はすでにおあずけしてあるのだし...
太宰治 「パンドラの匣」
...貰ふといふことは有難いよりも尊い私には貰ふ資格はない...
種田山頭火 「松山日記」
......
中山啓 「先駆者」
...「……代々木の森にしずまります明治天皇さまの尊いみたまに申し上げます...
平田晋策 「昭和遊撃隊」
...尊い不朽の生を得る事の出来るだけの思想を築こうとして居るのである...
宮本百合子 「悲しめる心」
...今考えると若い時の情熱を尊いものに思える...
柳宗悦 「四十年の回想」
...宗教の立場においてはまことに尊いが...
矢部貞治 「政治学入門」
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