...われわれ若いときは前にだれも蹈んだことのない道を蹈んで見たがるものだしかし尊い古い道を愛のなかから子を思う心の中から見つけ出す...
ウイリヤム・バトラ・イエーツ 松村みね子訳 「心のゆくところ(一幕)」
...それだけに一年中で夏は尊いのだった...
海野十三 「鍵から抜け出した女」
...見て居ると涙が湧いて來る尊いものを見た時の樣に...
千家元麿 「自分は見た」
...きわめて深遠な尊い意味をもってくるのです...
高神覚昇 「般若心経講義」
...まばゆいばかりの尊いみ姿を今日こそは妾もをがみにいきます...
濤音 「うし」
...今は尊い修験者に対する讃仰(さんごう)の夢も醒(さ)めて...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...しかしながら死の決心をなすことそのことが尊いのではない...
波多野精一 「時と永遠」
...関矢一郎さんの尊い魂は...
平田晋策 「昭和遊撃隊」
...献身が尊いなんて...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「真劇シリーズ」
...彼等が此の人間の形造る社會の出來事の報告者であるといふ職分を尊いものだと思ふのである...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...少女小説の価値がもっとあがって一つの尊い作品として批評もされる様にならなければいけないものです...
宮本百合子 「現今の少女小説について」
...尊い声を持った僧の十二人のそれを勤めているのが感じよく思われた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...尊い悟りをお持ちになった方へ仏の導きで近づき...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...8620尊い神様達をお称(たたえ)なさい...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...今となってはその好意は尊いものに感ぜられる...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...どんな尊い血液をたたへてゐても...
吉川英治 「折々の記」
...主人の剋(か)ち獲(え)たその尊い「生」をなぐさめようと争い努めたのはむりもない...
吉川英治 「新書太閤記」
...艱苦(かんく)の尊いことに変りはございませぬ...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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