...つまり対岸の町を除く河場中の尊敬を一身に集めてゐた...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...絶えず自分自身を尊敬するだけが仕事なのだ...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...りっぱな一個の市民たるマドレーヌ氏はいよいよ光栄と平和と尊敬とを得るに至るであろう――そうだれかが彼に向かって言ったとしても...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...尊敬している益満であった...
直木三十五 「南国太平記」
...或る点まで戦をしてそれからは軍略で大勢を制して大局の勝を取ると云う事にかけては全く古今独歩の英雄でしたねえ」弥之助はこの老人の理解に尊敬の念を起して彼の対話もまたはずんで来た...
中里介山 「百姓弥之助の話」
...本当に! 貴方の深い実は何かもつと他の尊いものに捧げられてゐれやいゝのよ...
長與善郎 「青銅の基督」
...ツルは尊厳といふことを心得てゐた...
新美南吉 「登つていつた少年」
...そのように尊ぶ事件であつたろうか...
蜷川新 「天皇」
...彼女は石牢の中では王妃の尊厳を踏みにじられたことの憤激と子供たちを思ういたいたしい気持の間をいつもさまよっていた...
野上豊一郎 「パリの地下牢」
...今日世人から尊重されるやうな作品は生れて来なかつたかも知れない...
野口雨情 「石川啄木と小奴」
...教育は即ち人に独立自尊の道を教へて之を躬行実践するの工風(くふう)を啓(ひら)くものなり...
慶応義塾 「修身要領」
...ロチスター家はいつも尊敬されておゐでになります...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...其の諸尊に關する傳説亦委陀やブラナに限らず...
南方熊楠 「再び毘沙門に就て」
...互の肉体のどの部分もみな尊敬されるべきである...
宮本百合子 「傷だらけの足」
...人間としての自尊心もある...
宮本百合子 「現実の道」
...何か海尊仙人の口碑と因縁あるべく思われる...
柳田国男 「雪国の春」
...尊敬すべき家族の最後の人であつた...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
...この光が尊いのである...
和辻哲郎 「霊的本能主義」
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