...しかし阿Qの精神には格別の尊念が起らない...
魯迅 井上紅梅訳 「阿Q正伝」
...さらば汝威光(いきおい)と尊重(とうとき)とをもて自ら飾り...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...伊弉諾ノ尊が、待つことの永きに、堪え能わざりしが如く、オルフォイスも亦た、一旦死して唯一個の影となり居たるその妻の歩む影の、少しも聞えざるを怪み、終に堪うること能わず、将さに上界に達せんとして、顧み見しかば、忽ちオイリディーツェは消ゆるが如く、再び死の国へと失せぬ...
高木敏雄 「比較神話学」
...私も実際あれには懲(こ)りたからネ――人間なぞがノコノコ出掛けて行ってはたして尊大倨傲(きょごう)な大使館の英人連中が私を太子に逢わせてくれるだろうかという懸念であった...
橘外男 「ナリン殿下への回想」
...……純情は尊いけれど...
種田山頭火 「其中日記」
...』堅甲振ふおほいなる將ヘクトール答へ曰ふ、『デーイプォボスよ、汝をばプリアモス王、ヘカベーの双(ふた)親うめる兄弟の中に最も我愛(め)でき、今は一層胸の中、我は汝を尊ばむ、 235事の危急を眺め得て、敢てわが爲城壁の外にいしくも來れるよ、他は皆中に留るに...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...自尊心をまったく失ったわけではないということが見て取れる...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「蒼炎石」
...社会的待遇(例えば俸給・身分保証・恩給・社会的尊敬・其の他)というものと考えない限り...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...彼にとっては尊いそしてじゅうぶんなものであった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...やぶにらみもまた尊敬される...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...博士が学者としてというよりもむしろ人としてのファラデーを非常に尊敬していることを話され...
平林初之輔 「小酒井不木氏」
...その国民の男女(おとこおんな)の尊とさに依らなければなりません...
フィオナ・マクラウド Fiona Macleod 松村みね子訳 「ウスナの家」
...自尊心や平和なくして王位にのぼっている王女さまたちになってもらうより...
ルイザ・メイ・オルコット L. M. Alcott 水谷まさる訳 「若草物語」
...心から尊敬を抱いた...
吉川英治 「三国志」
...尊氏の狡(ずる)さよ」という者もあった...
吉川英治 「私本太平記」
...尊氏はやがて独り言のように...
吉川英治 「私本太平記」
...罰しようはありますまい」「なくはない」尊氏の眸は...
吉川英治 「私本太平記」
...――尊氏は武州の神奈川へ落ちのび...
吉川英治 「私本太平記」
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