...封蝋を溶かして、手紙に印をつける...
...土器の封蝋が破れた...
...今ではあまり使われなくなった封蝋...
...その手紙は封蝋で封がされていた...
...封蝋を再利用する方法を調べている...
...石油なども口を封蝋(ふうろう)で缶(かん)してある大きな罎入(かめいり)を一缶(ひとかん)ずつ購(もと)めねばならなかった...
淡島寒月 「亡び行く江戸趣味」
...銅・真鍮・鉄の針金、いろいろな形式の竹、糸と紐、大錐、ネジ錐、皿、端書、亜鉛板、鉄葉(ブリキ)、鉛の銃弾、古い腰掛、浅い木造の桶、箱の蓋、独楽、薄い板、葡萄酒の瓶、硝子の管、バケツ、洋灯の火屋、紙、厚紙、皮の切れはし、銅貨、貝殻、葡萄酒杯、水のみ、護謨管、水銀、蝋燭、硝子瓶、護謨毬、各種の縫針、麦藁、婦人用鋏、磁器の鉢、コップ、提灯、算盤玉、紙製の茶入、僧侶の鈴、製図板、鉤針、鏡面用硝子、並に普通の板硝子、拡大鏡、羽根、封蝋、硫酸、時計の発条、小瓶、漏斗...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...』ポオル叔父さんは机から封蝋の棒を取つてそれを上着の袖で手早く磨(こす)りました...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...『此の封蝋の端は...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...封蝋等の棒を着物にこすりつけてそれで電気を起すことはお前達にもたやすく出来る事だ...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...私はその封蝋が紙を引きつけるのは...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...封蝋や摩擦した紙が羽毛を引きつけたやうに...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...その封蝋に別の蝋をおしつけて型をとり...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...封蝋をあたためていた薬屋の亭主は...
リチャード・オースティン・フリーマン Richard Austin Freeman 妹尾韶夫訳 「予謀殺人」
...いつも封蝋(ふうろう)で療治なすったものだ...
アントン・チェーホフ 神西清訳 「桜の園」
...しかもそれを封(ふう)じた黒茶色の封蝋(ふうろう)ときたら...
ツルゲーネフ 神西清訳 「はつ恋」
...封蝋の棒のように...
ディッケンス Dickens 森田草平訳 「クリスマス・カロル」
...マッチの棒と封蝋とで世界の物理学界を嚮導してきた」といわれる位である...
中谷宇吉郎 「英国の物理学界と物理学者」
...どこまでもマッチの棒と封蝋ばかりを使うわけでもない...
中谷宇吉郎 「英国の物理学界と物理学者」
...赤い封蝋でシールされた...
久生十蘭 「手紙」
...それから鵞ペンや封蝋がどこにあるという位のことである...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...樹脂封蝋附きの麦酒(ビール)瓶が三個漂着致し居るを発見...
夢野久作 「瓶詰地獄」
...赤い封蝋(ふうろう)と青い封蝋をちゃんと見分けられるしね...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「にんじん」
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