...封蝋を溶かして、手紙に印をつける...
...土器の封蝋が破れた...
...今ではあまり使われなくなった封蝋...
...その手紙は封蝋で封がされていた...
...封蝋を再利用する方法を調べている...
...石油なども口を封蝋(ふうろう)で缶(かん)してある大きな罎入(かめいり)を一缶(ひとかん)ずつ購(もと)めねばならなかった...
淡島寒月 「亡び行く江戸趣味」
...封蝋等の棒を着物にこすりつけてそれで電気を起すことはお前達にもたやすく出来る事だ...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...私はその封蝋が紙を引きつけるのは...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...封蝋や摩擦した紙が羽毛を引きつけたやうに...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...封蝋(ふうろう)を火のうえで軟かくすると...
海野十三 「爆薬の花籠」
...封蝋をあたためていた薬屋の亭主は...
リチャード・オースティン・フリーマン Richard Austin Freeman 妹尾韶夫訳 「予謀殺人」
...毎にち封蝋をのんでるが...
アントン・チェーホフ 神西清訳 「桜の園」
...しかもそれを封(ふう)じた黒茶色の封蝋(ふうろう)ときたら...
ツルゲーネフ 神西清訳 「はつ恋」
...封蝋の棒のように...
ディッケンス Dickens 森田草平訳 「クリスマス・カロル」
...どこまでもマッチの棒と封蝋ばかりを使うわけでもない...
中谷宇吉郎 「英国の物理学界と物理学者」
...封蝋というものは表面をてらてらに仕上げないと真空にはもたぬもので...
中谷宇吉郎 「実験室の記憶」
...赤い封蝋でシールされた...
久生十蘭 「手紙」
...赤い封蝋をつけてウイスキーの瓶のとなりに並んでいた...
久生十蘭 「肌色の月」
...前からロッジに置いてあって封蝋に日本薬局方(ほう)の刻印がついていた……栓を抜いたのは誰だ?」「あたしです」「コップに注いだのは」「それも...
久生十蘭 「肌色の月」
...赤い封蝋で物々しく五カ所に封印された...
久生十蘭 「魔都」
...封蝋のかけらだの...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...そりゃ用紙、そりゃ封蝋と、どなたもお持廻(もちまわり)になる...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...樹脂封蝋附きの麦酒(ビール)瓶が三個漂着致し居るを発見...
夢野久作 「瓶詰地獄」
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