...重く封じこめて居りますから...
芥川龍之介 「地獄変」
...ここへ封じこめたのではないことは...
海野十三 「宇宙戦隊」
...ひとり封じこめられている気味のわるさに...
海野十三 「地球要塞」
...花を封じこめた防暑用氷柱による殺人の着想である...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...有りし意地を其まゝ封じこめて...
高山樗牛 「一葉女史の「たけくらべ」を讀みて」
...理由を話してそこへ封じこめてもらう事にした...
田中貢太郎 「偶人物語」
...二十五年封じこめられていた...
徳田秋声 「仮装人物」
...それが今云った思想警察という洞窟に封じこめられて無力化されて了っているので...
戸坂潤 「社会時評」
...死ぬまで封じこめてやったんですの...
豊島与志雄 「丘の上」
...この寺の奥殿の中に封じこめて...
中里介山 「大菩薩峠」
...早い萩(はぎ)の花を封じこめ...
長谷川時雨 「朱絃舎浜子」
...匂います? 今晩封じこめておいてあしたの朝とり出して送るのですが...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...物怪がまた出ぬように法の力で封じこめておいて...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...突貫の渦巻きの中にスピッツを封じこめてしまつた...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
...大鹿の群を脅威の旋風の中に封じこめ...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
...この瓶に封じこめて...
夢野久作 「瓶詰地獄」
...だから、天体中の徳星は、これを崇(あが)め、邪星妖星は、仙術の咒(じゅ)をもって、封じこめておく...
吉川英治 「新・水滸伝」
...一ノ森の山牢へ封じこめてあるが...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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