...コルクの栓のうえを封じた...
海野十三 「爆薬の花籠」
...そこには家に伝わる財宝の秘密が系図帳に封じこめられてあるという意味が記してあった...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...島で馬車を寄せて食事をしようとしましたが船の醉は食慾を封じてしまつて居りました...
江南文三 「佐渡が島のこと」
...五官を封じられてしまって...
寺田寅彦 「ルクレチウスと科学」
...余計なことを封じられたのは...
徳田秋声 「縮図」
...雨に封じられていた心が雨と共に霽れると...
豊島与志雄 「秋の幻」
...悪魔が封じこまれた洞穴も見たくなりました...
豊島与志雄 「エミリアンの旅」
...泥で封じた上に印を押捺するのであるから...
内藤湖南 「聖徳太子」
...私はそれを封じて出す前に母に向かっていった...
夏目漱石 「こころ」
...得意の投錢がそれを封じて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...子供ら五人を土蔵に封じたのは...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...花びらを封じて(女学生より友へ)K子さん...
牧野信一 「〔婦人手紙範例文〕」
...封じ」「一切の批判をさしひかえ」させようとするかのように書いているが...
宮本百合子 「河上氏に答える」
...そこで書き足しておしまいにして封じようと思っていたのに縷々(るる)としてつきず...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...高く土を封じた松平正直の墓がある...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...そんな関係と新聞記事を封じ込んだ...
夢野久作 「少女地獄」
...それは両端を打ち潰して封じてある一方をこじ明けたもので...
夢野久作 「暗黒公使」
...びたびたと三通の手紙を封じ...
吉川英治 「江戸三国志」
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